寒い夜は
BGM
月のほとりで
脚本家
湊P
投稿日時
2016-11-26 17:19:12

脚本家コメント
よくあるシチュエーションですが、せっかく杏奈の良い立ち絵が出たので。
いやぁ遅くなって申し訳ない!
……毎回これが挨拶になっているような気がしますが許してくれぃ
やっぱり真面目なドラマは私には合わないなぁと痛感。
でも杏奈のこの立ち絵をみたら書かなければという使命感に駆られてしまったのよ。勘弁な

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望月杏奈
「少し遅くなったな…」
望月杏奈
今、俺は仕事が終わって、ある場所に向かっている
望月杏奈
辺りはすっかり暗くなり、道を歩く人の姿も疎らになってきていた
望月杏奈
「しかし何で杏奈はこんな時間に?」
望月杏奈
そう、俺が今向かっているのは杏奈の待つ夜の公園だ
望月杏奈
彼処は撮影でいつも行っているから特に何かあるというわけでも無いはずだが…
望月杏奈
「いや、そんなことより早く行かないと」
望月杏奈
こんな寒い夜を指定してきたのは杏奈だが、だからといってこの寒空の下で待たせるわけにはな…
望月杏奈
「お、いたいた」
望月杏奈
公園のベンチに座る杏奈の姿を見る。珍しくゲームもせずにぼんやりと空を眺めている様子だ
望月杏奈
「おーい、杏奈」
望月杏奈
声をかけると此方を見て…
望月杏奈
ぱぁっと顔を綻ばせる杏奈
望月杏奈
「ごめんな、少し遅くなった」
望月杏奈
そう言うと、杏奈は待ってましたと言わんばかりな顔をして
望月杏奈
「ううん、今…来たとこだから…」
望月杏奈
お決まりな台詞を言う
望月杏奈
「えへへ…デートの待ち合わせの…定番、だね?」
望月杏奈
…何も言わずに頭を撫でてやる
望月杏奈
「ん…♪」
望月杏奈
目を細めて気持ち良さそうにしている杏奈
望月杏奈
だが…
望月杏奈
「大分早くから待ってただろう?こんなに顔が冷たくなって…」
望月杏奈
両手で顔を挟んでみると、ひんやりと冷たくなっている
望月杏奈
こんな寒い中、待たせてしまったことを申し訳なく思っていると、杏奈は手袋を外し…
望月杏奈
「プロデューサーさんの手も…冷たい、ね?」
望月杏奈
俺の両手にそっと手を重ねてきた
望月杏奈
「杏奈のために…お仕事、急いで…終わらせてきてくれたんでしょ…?」
望月杏奈
…杏奈にはお見通しだったようだ
望月杏奈
少し気まずくなってしまったので、誤魔化すように俺も杏奈の隣に座る
望月杏奈
隣でにこにこしながら俺の顔を見てくるのが何とも恥ずかしい
望月杏奈
「ここの夜景…綺麗…だよね」
望月杏奈
ふと、杏奈がそう言葉を呟く
望月杏奈
どうやら杏奈は、これを見たかったらしい
望月杏奈
そう思っていると、杏奈は少しだけ、むっとした顔をして俺との距離を詰めてきながら
望月杏奈
「プロデューサーさんと…二人で…だよ…?」
望月杏奈
…訂正。俺と一緒に見たかったらしい
望月杏奈
今度はお互い気まずくなってしまったが、杏奈はハッと何かを思い付いたような顔をして
望月杏奈
腕をそっと組んできた
望月杏奈
そして、何やらもじもじしながらぼそぼそと言葉を呟いてきた
望月杏奈
「えっと…ね?…つ、月が…」
望月杏奈
顔を見れないのだろう。反対の方を見ながらも、何とか言葉にしようとしている
望月杏奈
…その耳まで真っ赤なのは、この寒さのせいだけというわけではないだろう
望月杏奈
「き、きれ……あぅ…」
望月杏奈
…最後まで彼女に言わせるわけにはいかないな。そう思い、杏奈の言葉を遮るように…
望月杏奈
「なぁ、杏奈…」
望月杏奈
「え…?」
望月杏奈
「月が…綺麗だな」
望月杏奈
相変わらず、杏奈は反対を向いていたが…
望月杏奈
そっと組まれていた腕の力が、少しだけ強くなった気がした

(台詞数: 50)