ロコ
ユリコ。その…これ、この間の物です。
七尾百合子
ああ、ありがとう。わざわざ持ってきてもらってごめんね?
望月杏奈
何…その紙袋…?
七尾百合子
1ヶ月前くらいにロコちゃんの家でお泊まり会したの、覚えてる?
望月杏奈
うん…夜遅くまでゲームしたり…お喋りしたりして…楽しかったね。
七尾百合子
その時に私、忘れ物をしちゃって。だからそれを届けてもらったの。
望月杏奈
そうなんだ…。忘れ物って、何…?本とか?
ロコ
それが…インナーなんです…。
望月杏奈
インナー…えっ?どうしてそんな物が…?
七尾百合子
お風呂を借りた時に、いつもの癖で洗濯籠に入れたんだと思うの。
七尾百合子
それが洗濯されて、ロコちゃんの箪笥の中に入って、そのままになってたんだ。
望月杏奈
なるほど…百合子さんも、そんな失敗するんだ、ね…。
ロコ
それでその、そのインナー、ロコの物にデザインが似ていたので…その…何回か…。
七尾百合子
ああ、気にしないで。元はと言えば忘れた私が悪いんだもの。
七尾百合子
こっちこそごめんね?私のなんかを着させて。
ロコ
いえ!ドントウォーリーです!
ロコ
それではロコ、そろそろレッスンに行ってきます。それではー。
七尾百合子
ばいばーい。
望月杏奈
……それにしても、1ヶ月も前のこと、よく思い出したね…。
望月杏奈
そんなに、大切なもの…だったの?お気に入り…とか?
七尾百合子
えっ?付けたことも穿いたことも無いけど?
望月杏奈
…え?新…品…?
七尾百合子
そう。私の物だけれど、私が着る前にロコちゃんが着ちゃったの。
望月杏奈
…………。
望月杏奈
また今度、お泊まり会…しよ?
七尾百合子
そうだね!またロコちゃんのお家に行こう!
(台詞数: 26)