望月杏奈
「世界を恨むくらいなら…アンナを恨んで」
望月杏奈
機械的にそう告げ、命乞いをする黒い命を刈り取る
望月杏奈
アンナは死神。裁きを与え世を掃除する汚れた歯車
望月杏奈
死を与え、地獄へ導く。たったそれだけの使命
望月杏奈
世界に使命を与えられ、世界に力を与えられ、世界に時間を与えられ
望月杏奈
アンナは歯車に成り果てた
望月杏奈
生きる意味を持たない人から、生きる意味を持つ歯車に
望月杏奈
無感情に無慈悲に無機質に
望月杏奈
ただ、命を刈り取る
望月杏奈
命乞いにも耳を貸さず
望月杏奈
逃亡する者も逃さず
望月杏奈
応戦する者も切り伏せ
望月杏奈
ただ一度の失敗もなく、黒い命を刈り取る
望月杏奈
いつしか、世界にとある噂が蔓延していた
望月杏奈
曰く、悪行を働いた者の下に裁きを下す少女が訪れる、と
望月杏奈
「世界を恨むくらいなら…アンナを恨んで」
望月杏奈
今日もアンナは命を刈り取る
望月杏奈
世界を汚す、黒を背負って
(台詞数: 18)