七尾百合子
はぁ…恋、したいなぁ…。
望月杏奈
いいよ!やろう!百合子さんとならいいよ!
七尾百合子
違う!そういうのじゃない!
望月杏奈
……はぁ。だったら何?
ロコ
テンションのアップダウンが激しいですね。
七尾百合子
あのね、実は最近読んだ本でね…。
望月杏奈
つまり、物語のヒロインみたいな恋が…したいの?
七尾百合子
最後まで言わせて!合ってるけど!
望月杏奈
本に影響されるなら…杏奈、百◯姫貸してあげる…。
七尾百合子
そういう冗談はいいから!
望月杏奈
(辛い…。)
ロコ
そもそも、アイドルに恋愛はタブーですよ?
七尾百合子
うぐぐ…それはそうなんだけど…。
ロコ
まだ「普通の女の子」に戻る気はないのでしょう?
七尾百合子
それは無いけど…。
望月杏奈
普通の女の子が駄目なら、アブノーマルな女の子になればいいんだよ!
七尾百合子
どうしよう…匿名のSNSアカウントを作って恋愛?いやいや…。
望月杏奈
(泣きそう…。)
ロコ
そうだ!グッドアイディアがあります!
ロコ
バーチャルラブシミュレーションゲームをやればいいんですよ!
七尾百合子
バーチャル…つまり、乙女ゲームってこと?
ロコ
はい。この間のイベントで、そういうゲームがあるという話を聞いたんです。
ロコ
ゲームの中ならアイドルが恋をしてもノープロブレムでしょう。
七尾百合子
……それがね、実はもう何本もやっているんだ…乙女ゲーム。
ロコ
えっ?
七尾百合子
杏奈ちゃんが貸してくれたの。なかなか面白かったよ。
望月杏奈
そう?じゃあ、慣れたところで次は女の子同士の恋愛ゲームでも…。
七尾百合子
それはいいかな。
望月杏奈
(泣くな…まだ泣くような時間じゃない…。)
ロコ
…じゃあ、ファンに恋をするのはどうですか?
七尾百合子
ええ!?ファンに手を出すなんてそれこそご法度だよ!?
ロコ
そうではなく、ファン1人1人に恋をするんです。
ロコ
ファン1人1人に喜んでもらいたくてワークを頑張る。マイセルフをロコナイズする。
ロコ
これって、恋みたいなものじゃないですか?
七尾百合子
な、なるほど…。
ロコ
ロコ達はアイドルなんですから、今はそれでいいじゃないですか。
七尾百合子
…わかった。私も、ファンと恋愛してみる!
望月杏奈
じゃあまずは、百合子さんのファン1号の杏奈と…!
七尾百合子
ファンの1人1人、みんなに喜んでもらえるよう頑張る!
望月杏奈
(現実の世界はどうしてこんなにも辛く苦しいのだろう?)
ロコ
アンナ…。
ロコ
…アンナにもスペシャルなファンがいますよ!
ロコ
そう!何を隠そうこのロコが!さぁ!ロコとレッツステディです!
望月杏奈
杏奈、帰って寝る…。
ロコ
(辛い)
(台詞数: 45)