ジョウト地方冒険譚side:A 15話目
BGM
フローズン・ワード
脚本家
sikimi
投稿日時
2016-08-15 18:22:37

脚本家コメント
当初予定していた話よりも、かなりマイルドな流れになってます。予定ではこのあたりで黒ちゃんは発狂してました。

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七尾百合子
結局、何の抵抗もできないまま…。
望月杏奈
森まで、来てしまった…。
黒井社長
私としては、二番目に都合がいい流れではあったがね。さて…。
黒井社長
改めて、セレビィを渡してもらおう。【グルル…】
七尾百合子
嫌ですっ!この子は、絶対に渡しません!!お願い、キルリア!【キルルッ!】
黒井社長
キルリア一匹ではできないこともあるだろう。ヘルガー、行け。
望月杏奈
させない!マリルリ、ヘルガーを止めるよ!!【スッ…】
望月杏奈
【ガウッ!!】きゃっ!何…別のポケモンの、鳴き声…!?
黒井社長
40年という時間は、私に様々な準備をさせてくれたのだよ、少女よ。
黒井社長
ここで再び質問だ。ヘルガー…デルビル族の鳴き声についてどれくらい知っている?
望月杏奈
鳴き声…まさか!?
黒井社長
デルビルたちはその鳴き声の種類で仲間と連絡し、相手を追い込むポケモンだ。
黒井社長
40年の月日で、私のヘルガーはここら一帯のボスとなっている。
黒井社長
このヘルガーが一鳴きすれば、あっという間に仲間たちが集まるぞ。
黒井社長
…このようにな。【ザザザッ!!】
七尾百合子
も、森の奥からたくさんのデルビルが!?
望月杏奈
っ!ミミロップもホルードも行くよ!デルビルたちを食い止めて!!
黒井社長
…ふむ。それにしても、たった一人しか連れてこなかったのだな。
七尾百合子
…どういうことですか。
黒井社長
百合子、きみは所のお嬢様にお世話になっていたのだろう?その子も連れてくるかと思ったのだが。
黒井社長
…いや、連れてくると思ってこの群れを用意したのだ。たった3匹のポケモンでは荷が重いだろう。
望月杏奈
ホルード、じならしで牽制して!ミミロップはとびげりだよ!!
望月杏奈
マリルリ、後ろから一匹来るよ!アクアジェット!!
七尾百合子
杏奈ちゃん、後ろからも来てるよ!!
黒井社長
よそ見をしてていいのかね?ヘルガー、かえんほうしゃ。【ボウッ】
七尾百合子
ひっ!?キルリア、避けて!!
黒井社長
どうした?避けてばかりでは守れるものも守れないぞ?
七尾百合子
っ!キルリア、かげうち!【スー】
黒井社長
跳んで避けろ、ヘルガー。一気に近づいてあくのはどうだ。【ブワッ!!】
七尾百合子
きゃあっ!!
望月杏奈
百合子さん!!
望月杏奈
【ドッ!】あうっ…!!
黒井社長
ヘルガー、あの少女を押さえつけるようにデルビルたちに命令しろ。今は押さえつけるだけでいい。
望月杏奈
【グッ…!!】デルビルが…。マリルリ、デルビルをどうにか…!!
望月杏奈
…っ!!マリルリも、ミミロップも、ホルードも…デルビルに囲まれて、動けない…!!
七尾百合子
杏奈ちゃんっ!!
黒井社長
ヘルガー、ヘドロばくだん。【ドバッ】
七尾百合子
しまっ…!キルリア!!【ダッ!】
黒井社長
おっと、動かない方がいいぞ、百合子。下手に動いたら、ヘルガーがキルリアを殺しかねん。
七尾百合子
っ……。
黒井社長
さて、ここで交渉をしよう。セレビィを渡してくれれば、キルリアも、少女も解放しよう。
望月杏奈
百合子さん…杏奈は、大丈夫だから…!!
望月杏奈
百合子さん…杏奈は、大丈夫だから…【ギリッ】っ!!
七尾百合子
杏奈ちゃん!!
黒井社長
さて、どうする?ああ、きみが首を横に振れば、皆殺しにした後改めて奪わせてもらうよ?
七尾百合子
私は……。

(台詞数: 46)