七尾百合子
我が家には海に来ても相変わらずゲームばかりしている駄神ちゃんというべき兎神がいます。
望月杏奈
ぐふふ。タッツーゲットだぜ…
望月杏奈
イーブイ…3種類に進化か…面倒臭いな…
望月杏奈
ピカチュウは出てこないけど…ライチュウはゲット…
望月杏奈
ポッポとコラッタは邪魔だ…失せろ!
七尾百合子
ちょっと、兎神杏奈ちゃん!海に来てまでゲームは止めてよね!
望月杏奈
海でゲームをやっちゃいけないという法律は無いぞ。
七尾百合子
ぐっ…
望月杏奈
あ…ニャースに逃げられた。おのれイヌコ!
七尾百合子
アニメの中の人は関係無いでしょ!
七尾百合子
ハァ…たまにはこの引きこもりに陽の光を浴びせようと連れ出そうとしたら抵抗するし…
七尾百合子
「ポケモンG◯」をやらせれば外に出るかと思ったけど結局家の中しか移動しないし…
望月杏奈
別に出歩かなくてもポッポとコラッタはゲット出来る。見よ!我がピジョットとラッタ軍団を!
七尾百合子
さっきその2種類は邪魔って言ってたよね?
望月杏奈
だってここには色んなのがいるから…正直、ポッポとコラッタはお腹いっぱい…
七尾百合子
ハァ…結局部屋から出たがらないのを脳天に広辞苑を落として無理矢理連れ出したけど…
七尾百合子
海にも入らずゲーム三昧か…まぁ、何となく予想は出来たけど。
望月杏奈
予想通りなら別にいいじゃん。放っとけ放っとけ!
七尾百合子
ハァ…何でこんなのが神さまでウチに住み着いてるんだろう…
望月杏奈
あ〜、なんか喉が渇いたな。百合子さん、チェリオ買って来て。
七尾百合子
は?
望月杏奈
あ、ついでにこのタブレットも持っていってね。そこらのポケストップでアイテム入手ヨロシク。
七尾百合子
ほほぅ…
望月杏奈
早よ早よ。杏奈はそれまでビーフジャーキー嚙りながらゴロゴロしてるからさ。
七尾百合子
そんなこと言う子はどうなるか分かってるよね?(ガイドブックを手に持ち振り上げる)
望月杏奈
OK ブラザー!話し合おう。まずはその腕を下ろしてもらおうか。
七尾百合子
誰がブラザーよ!いい加減その我が儘をどうにかしなさい!
望月杏奈
杏奈、神さま。百合子さん、人間。OK?
七尾百合子
確かにそうだけど…だから何?
望月杏奈
人間は神さまに仕える下僕なんだよ。だから百合子さんが杏奈のお世話をするのも自然の摂理なのさ
七尾百合子
ほほぅ…
望月杏奈
さぁ!杏奈の為にこの炎天下の中、汗だくになりながら走り回るがよい‼︎
七尾百合子
そんな自分勝手なこと言う子はこうだ!(地図帳を手に持ち振り上げる)
望月杏奈
OK シスター!話し合おう。まずはその腕を下ろしてもらおうか。
七尾百合子
ハァ…本当に何でこんなのが神さまなんだろう…
望月杏奈
あっ!誰かがポケストップでアイテム使った‼︎
望月杏奈
ほれほれ、百合子さん。早く行って!ポケモンが集まって来るから。早う早う。
望月杏奈
杏奈はチーかま食べながらゴロゴロして待ってるから。
七尾百合子
……
望月杏奈
何してるの?早く早く!30分で効果無くなるんだから。グズグズしないで!このノロマ‼︎
七尾百合子
杏奈ちゃん…結局いつものパターンなんだね。(広辞苑を両手に持ち振り上げる)
望月杏奈
百合子さん?なぜそんな物がここにあるの…
七尾百合子
こんな事もあろうかと…重かったけど持って来たんだよ。
望月杏奈
OK ハニー!話し合おう。まずはその腕を下ろしてもらおうか。
七尾百合子
ダ〜メ。自分の行動を反省しなさい、駄神ちゃん。(振り下ろす)
望月杏奈
あ…
望月杏奈
あ…オワタ。
七尾百合子
(現場は凄惨な光景でこれ以上お見せできません。申し訳ございません)
七尾百合子
あ、真っ赤になっちゃった…
七尾百合子
海で洗い流して来よう。
(台詞数: 50)