七尾百合子
今日は土用の丑の日。この日に鰻を食べると、夏バテしなくなるという風習があるんだよ。
七尾百合子
ただ、一説によると、鰻以外でも「う」の付く食べ物ならなんでもいいんだって。
望月杏奈
へぇ…うどんとか、梅干しとかでもいいんだ…。百合子さん、物知り…。
望月杏奈
見て、百合子さん…そこにも、美味しそうな…「う」の付くもの、あるよ…。
七尾百合子
本当だ。とっても美味しそうな、可愛いうさぎのロコちゃんがいるね。
ロコ
前振りが長いんですよ!!
ロコ
だいたい、ラビットならアンナの方がグッドキャストでしょう!?
望月杏奈
今日の杏奈、ビビッと小悪魔モードなの…。だから…。
望月杏奈
うさぎロコさん!おとなしく杏奈に食べられてね!
ロコ
ひいいいいい!!!
ロコ
やめて!ロコにセクシャルハラスメントを働くのはやめてください!
七尾百合子
安心してよ。私たち、別にロコちゃんにエッチなことするわけじゃないんだよ?
ロコ
えっ…そうなのですか?
望月杏奈
当然…嫌がるうさぎロコに…変なことするなんて、鬼畜の所業だよ…
ロコ
よ、よかったぁ…でも、イートするってどういう意味なんです?
七尾百合子
文字通り、食事的な意味でだよ。
ロコ
もっと酷い!?
望月杏奈
最初から…食事の話しかしてない…よね?
ロコ
確かにそうですけど!!
七尾百合子
私、吸血鬼だから血液飲みたい!生きているロコちゃんの新鮮な血液!
望月杏奈
えー…百合子さん、この前もそう言って、人間が乾涸びるまで…飲んだよね?
望月杏奈
杏奈…ジャーキーばかり食べるの…やだ…。
七尾百合子
今回だけ!ほら、血抜きって大事じゃない?
ロコ
ロコをどうイートするかのプランニングはやめてください!
ロコ
そもそも…2人は本当にデビルなんですか?
望月杏奈
うん…魔界のアイドル、小悪魔杏奈と百合子さんだ、よ…。
七尾百合子
ずっと隠すつもりだったんだけれど、ロコちゃんがあまりにも美味しそうだから…。
ロコ
そ、そんな…誰か!誰か助けて!
望月杏奈
無理だよ、ロコ…ここには誰も来ないから…。
七尾百合子
それじゃあ、いただきまーす。
ロコ
きゃああああああああ!!
望月杏奈
……冗談に決まってるのに、そんなに驚くなんて…。
ロコ
……えっ?
望月杏奈
悪魔とか、現実にはいない、よ…?まさか…本当に信じるなんて…。
ロコ
もー!!ロコを騙したんですね!?
七尾百合子
ごめんごめん。ロコちゃんが余りにも可愛い反応をするから、悪ノリしちゃった。
ロコ
まったく…それで、ロコを食べるっていうのも冗談ですよね?
七尾百合子
いや、それは本当だよ?
望月杏奈
もちろん…性的な意味で…。
ロコ
なッ!?あっ………。
ロコ
…………。
ロコ
はっ!?こ、ここは…ロコの部屋のベッド…。
ロコ
なんだ…夢でしたか。それにしても、酷いナイトメアでした。
ロコ
ロコが2人に食べられるなんて、どうしてあんなナイトメアを見たんでしょう?
七尾百合子
……すぅ……すぅ…。
望月杏奈
……すやぁ……すやぁ…。
ロコ
ロコは食べる側なのに。
(台詞数: 47)