望月杏奈
「杏奈、モンスターをたくさん捕まえるために…旅に出てくるね…。」
七尾百合子
と言った杏奈ちゃんが帰ってこない。某スマホゲームの力って怖い…。
七尾百合子
どうしよう…心配だな。歩きスマホをして、事故とかに遭ってないかな…。
七尾百合子
もしかしたらレアモンスに釣られて、知らない人についていったのかも…。
七尾百合子
やっぱり探しに行った方がいいよね!?
ロコ
いやいや、出て行ったのって5時間前じゃないですか!早すぎです!
七尾百合子
で、でも!このまま帰ってこなかったらどうするの!?
ロコ
どうせバッテリーが減ったら帰ってきますよ。
七尾百合子
お腹が空いたら、みたいに言わないでよ!
七尾百合子
ああ、心配だ心配だ…警察に電話するべきかな!?
ロコ
そんなオーバーな…。だったら、こちらからアンナにコールしてみてはどうですか?
七尾百合子
それだ!杏奈ちゃんの電話番号は…っと。
七尾百合子
「おかけになった電話は、現在、電波の届かないところにあるか、電源が入っておりません。」ら
七尾百合子
うわあああ!!やっぱり何かあったんだ!!
ロコ
バッテリー切れですかねー。あのゲーム、ひどくバッテリーをロストすると聞きますし。
ロコ
それじゃあそろそろ帰ってきますね。
七尾百合子
なんで!?なんでロコちゃんはそんなに落ち着いているの!?心配じゃないの!?
ロコ
心配していないわけないじゃないですか!ロコだって不安ですよ!
七尾百合子
嘘!杏奈ちゃんの事、大事じゃないんでしょう!?
七尾百合子
ロコちゃんっていつもそう!放任主義気取って、杏奈ちゃんの世話を私に押し付けて!
ロコ
ユリコが過保護過ぎるんです!甘やかすだけがエデュケーションじゃないですよ!
ロコ
アンナをビリーブして見守るのもラブってものでしょう!
七尾百合子
もういい!私、出て行くから!この分からず屋!
ロコ
勝手にしてください!ふんっ!
望月杏奈
……2人とも、何してるの…?
七尾百合子
あ、おかえり。ずいぶん長く歩いていたね。
ロコ
たくさんモンスターをゲットできましたか?
望月杏奈
うん…それより、2人とも、喧嘩してたの…?
七尾百合子
ううん。暇だったから、「教育方針が異なる夫婦ごっこ」をしていたの。
ロコ
いやー、なかなか盛り上がりましたねー。
望月杏奈
何それ…変なの…。でも良かった…2人が喧嘩してなくて…。
七尾百合子
私たちの教育方針は同じだからね。
ロコ
アンナをビリーブして見守る!です!
望月杏奈
親でもないのに…教育方針があることに、疑問があるけれど…置いておくね。
ロコ
それより!バッテリーゼロになるまでゲームしないでください!
望月杏奈
あ…ごめん。電話も出られなかった、ね…。
七尾百合子
そうだよ!まあ、事務所の近くでバッテリー切れたのは、GPSでわかってたけど。
望月杏奈
……えっ?
ロコ
アンナが歩いたルートを、GPSで監視していたんですよ。まさか電車を使うとは驚きました。
七尾百合子
私は信じていたよ。杏奈ちゃんなら1人で電車やバスに乗れるって。杏奈ちゃん、凄いね。
望月杏奈
信じて見守るって…そういうこと…!?ストーカーだよ…!
望月杏奈
2人とも…過保護過ぎて…気持ち悪い…!
七尾百合子
ッ!?き、気持ち悪いって…良い子だった杏奈ちゃんの口からそんな言葉が…!嘘…!?
七尾百合子
(ばたり)
ロコ
ゆ、ユリコ!しっかりしてください!ユリコ!
七尾百合子
……ま、負けない…杏奈ちゃんの反抗期、放ってはおけないよ!
ロコ
はい!2人でこのピンチを乗り越えましょう!
望月杏奈
気持ち悪い…!
七尾百合子
ぐはぁ!!
ロコ
ユリコぉーーー!!!
(台詞数: 50)