望月杏奈
おはよう…ございます…
七尾百合子
おはよう杏奈ちゃ…
七尾百合子
おはよう杏奈ちゃ…ん!?
七尾百合子
(え?なんで杏奈ちゃんの腕にタコがくっついてるの?)
望月杏奈
ふわぁ…ねむぃ…。
七尾百合子
(しかも平然としてるし…まさかとは思うけど気づいてないわけじゃないよね…)
七尾百合子
ねぇ杏奈ちゃん…今日はいつもと雰囲気が違うね。
望月杏奈
あ、わかる?百合子さん。今日の杏奈いつもと一味違うでしょ。
七尾百合子
(一味どころじゃないんですけど)
望月杏奈
実はね…
望月杏奈
実はね…髪を二つに結んできたんだ!似合うかな?
七尾百合子
(そっちじゃな~い!いや、確かに似合うけどさ)
七尾百合子
そ、そうだね。いつもと違った雰囲気で可愛いと思うよ。
望月杏奈
そうでしょ。今日は気合い入れてきたんだ。
七尾百合子
(ある意味気合いが入ってるよ!タコがくっついてるんだもん)
横山奈緒
おはようございます~。
七尾百合子
おはようございます。奈緒さん(奈緒さんならこの状況を何とかしてくれるはず…)
横山奈緒
おぉ杏奈!今日はいつもと雰囲気が違うな!
横山奈緒
結構似合ってるで、その髪型。
七尾百合子
(ちっがーう!そこじゃない!それもそうだけどそこじゃないんだよ!)
望月杏奈
えへへ、今日は気合い入れてきちゃった♪
横山奈緒
ん?杏奈…もしかしてその腕につけてるのは…
七尾百合子
(よかった…やっと気づいてくれた。腕についてるタコの存在に)
横山奈緒
もしかして…新しい腕時計か?
七尾百合子
(どうして腕時計に見えるのさ!どう見てもタコでしょうが!)
望月杏奈
さすが奈緒さんだね。そこに気付くとはお目が高い。
望月杏奈
それに比べ…百合子さんは全然気づいてくれなかった…。杏奈…悲しい…。
七尾百合子
(気付いたよ。真っ先に気付いてたよ。え?これ私がおかしいの?)
七尾百合子
杏奈ちゃんのそれって…腕時計だったんだね…。
横山奈緒
百合子もとうとうボケてきたか…腕時計以外に何に見えるんや?
七尾百合子
(どう見てもタコでしょうがー!)
七尾百合子
えっと…私にはタコにしか見えないんだけど…。
望月杏奈
タコ…。杏奈が気合い入れて買ってきた腕時計が……タコにしか見えないって……
望月杏奈
そっかぁ…百合子さんは……杏奈のファッションセンスが……タコだってことなんだね…
望月杏奈
百合子さんが…そんな風に思ってたなんて……杏奈……悲しい…ぐす…
七尾百合子
(えぇぇ…これ私が悪いの…)
横山奈緒
なぁ百合子…私を弄るのは別にええけど、さすがに杏奈のそれは可哀想やろ。
七尾百合子
えっと…その…ごめんね、杏奈ちゃん。
望月杏奈
杏奈…許さない…そんな百合子さんには…こうだよ!
七尾百合子
ふぇ…私の周りにタコが集まってきて…
七尾百合子
やめて…タコが私に絡みついてきて…いや…いやああああああああ!!!
七尾百合子
(ガバッ)はぁ…はぁ……夢?
七尾百合子
はぁ…夢でよかった…(ガチャ)
望月杏奈
見てみて百合子さん!今日の杏奈、一味違うでしょ!
七尾百合子
ふえ?えっと…そうだね。素敵な腕時計を付けてるね。
望月杏奈
腕時計って…杏奈…そんなのつけてないよ…百合子さん…頭がおかしくなった?
望月杏奈
きっと疲れてるだけだよね…タコを腕時計っていう人いるわけないもん…
望月杏奈
百合子さん…お大事に…(バタン)
七尾百合子
杏奈ちゃん!これは違うんだよ!さっき夢で見て…誤解だよ杏奈ちゃ~ん!
(台詞数: 49)