如月千早
というわけで集まって貰ったんだけど…
如月千早
まず私から軽く語っていいかしら?
北沢志保
ええ、どんなエピソードが?
如月千早
今、キャラバンで望月さんと仕事をする機会が増えているのだけれど…
篠宮可憐
う、羨ましい…
如月千早
それでたまたま仕事先で望月さんと二人っきりになることがあったの
北沢志保
それで⁉︎まさかあんなことやこんなことを…
如月千早
志保…いくら私でもそんなことはしないわ!望月さんを傷つける可能性のあることなんて!
北沢志保
す、すいません…
篠宮可憐
それで…その時どうしたんですか?
如月千早
あの時…望月さんのスイッチはオフだった…きっと心細かったんでしょうね…
如月千早
私の袖を…こうキュッて握ってきたのよ!
篠宮可憐
そ、そんな!
北沢志保
そ、それで⁉︎その後どうしたんですか⁉︎
如月千早
落ち着くように頭を撫でてあげたわ。ああ、サラサラで柔らかいあの髪…
篠宮可憐
杏奈ちゃんの髪…撫でてるとすごく気持ちいいですよね…
北沢志保
なんて羨ましい……私なんて同い年だから頭を撫でる機会なんてほとんどないのに…
篠宮可憐
じゃあ次は私から…杏奈ちゃん、よく事務所でゲームする時クッションを抱いてるでしょう?
篠宮可憐
でもこの前そのクッションが破けちゃったみたいで…
如月千早
代わりの物をすぐに用意しないと‼︎
北沢志保
確か杏奈はあそこの店によく買い物に行っていたわ!
篠宮可憐
ふ、二人とも落ち着いてください!
篠宮可憐
それでその時たまたま、本当にたまたま近くにいた私に…
篠宮可憐
「可憐さん……どうしよう…」って!
北沢志保
なんですかそれ!可愛すぎるじゃないですか⁉︎想像しただけでもう…!
如月千早
くっ…その時事務所にいなかった過去の私を殴りたい…
篠宮可憐
それでね…
北沢志保
まだ続きが⁉︎
篠宮可憐
私、裁縫セットをいつも持ち歩いてるの。それでクッションを直してあげたら…
篠宮可憐
満面の笑みで「ありがとう…!」って言って抱きついてくれたの‼︎
如月千早
‼︎篠宮さん!抜け駆けよ!望月さんとの過度なスキンシップは…
篠宮可憐
こ、これは杏奈ちゃんの方からしてきたことなので…の、ノーカンじゃ…
北沢志保
悔しいですが…認めなくてはいけませんね…
篠宮可憐
その…お詫びと言ってはなんですが…これを……
如月千早
布切れ…?ピンク色の…
北沢志保
ま、まさか!
篠宮可憐
クッションを直した時に切り取った物です。杏奈ちゃんのいい匂いがして…嗅ぐともう…
如月千早
篠宮さん…ありがとう…‼︎
北沢志保
じゃあ最後は私ですね。この前杏奈に誘われて買い物に行ったんだけど…
篠宮可憐
むぅ…やっぱり同い年だとそういうことが…
北沢志保
ふ、二人っきりじゃありませんよ?未来とか可奈とかと一緒に…
北沢志保
それで、わたしがぬいぐるみを見てて可愛いと思ったウサギの人形を手に取ったら…
北沢志保
杏奈もそれが気になってたみたいで!
如月千早
くっ…私は望月さんとはその手のものの趣味は合わないから…羨ましいわ…
北沢志保
それでそのぬいぐるみを結局二人で買ったんですけど
北沢志保
杏奈が…「志保と…お揃い……えへへ…」ってハニカミながら呟いてたのよ!
篠宮可憐
か、可愛すぎます!反則です反則です‼︎
如月千早
ふぅ…一通り話せたかしら。じゃあ今日のところは解散ね。二人とも抜け駆けは禁止よ?
北沢志保
ええ、全てのことは杏奈のために…
篠宮可憐
杏奈ちゃんの幸せが私たちの幸せ…ですから…。
(台詞数: 50)