七尾百合子
ゴボボボ!ゴボ!ゴボボボボ!(ざばん!)
七尾百合子
ごほっ!ごほごほっ!…はぁ…はぁ…はぁ…。
望月杏奈
どう?秘密を喋る気に…なった…?
七尾百合子
だ、誰が吐くもんですか!絶対に仲間は売らない!
望月杏奈
強情だね…。じゃあ…お望み通り、溺れさせてあげる、よ…。(ぐいっ)
七尾百合子
ゴボボボ!!ゴボボボボ!(ばたばた)
ロコ
あの…2人とも、何をしているんですか?
望月杏奈
これ?拷問ごっこだよ。
ロコ
はい?
七尾百合子
はぁ…はぁ…く、苦しかった…。
望月杏奈
百合子さんがね、拷問道具を使った拷問を…体験したいとか言い出して…。
ロコ
えぇ…そ、そんな…ユリコにそんな趣味が…。
七尾百合子
違うの!ただ、拷問を受ける囚人の気分を味わいたかっただけなの!
ロコ
それはどの辺りがディファレントしているんですか?
七尾百合子
拷問そのものにじゃなくて、登場人物の行動の中に追体験に興味があるの!
望月杏奈
それで…どう?楽しめた…?
七尾百合子
うーん、やっぱりバケツと水だけじゃ雰囲気出ないね。
七尾百合子
バケツの水で溺れさせるなんて、日常でも試せることだし…あんまりワクワクしなかったかな。
望月杏奈
そう?杏奈は結構…。
望月杏奈
ううん、何でもない…。
ロコ
(何か不穏なワードが聞こえたような?)
七尾百合子
うーん、やっぱり足枷とか拷問道具とか無いかな?
望月杏奈
拷問道具は無かったけれど…これなら…あった、よ…。
ロコ
おや?何ですかこれ?メタリックでビッグな…カウ?
七尾百合子
えっ、これってまさか…?
望月杏奈
これ、熱式金管楽器だよ。この牛のお腹を…炎で焼くと…中の空気が膨張するの…。
望月杏奈
それを利用して…牛の鳴き声のような…音を出すんだ、よ…。
ロコ
なるほどー。それでカウのようなフォルムなんですね!面白そうですね!
七尾百合子
いや、だからこれファラ
望月杏奈
しーーーー。
七尾百合子
えぇ…。
ロコ
それにしてもビッグです。人が入れそう…あ、ストマックがオープンできるんですね。
望月杏奈
うん。中に入って…掃除できるように、ね。
望月杏奈
そうだ…ロコ、入ってみる?
ロコ
いいんですか?入ってみたいです!
七尾百合子
ッ!?ちょ、ちょっと待って!
ロコ
わぁ〜、中はダークネスですね…あと、メタルのスメルがプンプンします!
望月杏奈
(ガシャン)
ロコ
あれ?アンナ?どうして入り口をクローズするんですか?アンナ?(バンバン)
望月杏奈
はい、今度は拷問する側の気持ち、体験してみる…?
七尾百合子
しないよ!?ていうかこれ、拷問じゃなくて処刑だからね!?
望月杏奈
そう…じゃあ、杏奈が…点火するね。(ボウ)
七尾百合子
何で!?えっ!?ちょっ、これマズいよね!?
ロコ
ぶおおおおおお!!!!ぶおおおおお!!!!
七尾百合子
ロコちゃん!?ロコちゃんが!!早く鎮火しないと、水!さっきの水!
ロコ
はい、バケツをどうぞ。
七尾百合子
ありがとう、ロコちゃん…って、あれ!?
ロコ
あれ、脱出マジックの小道具なんですよ。
望月杏奈
ドッキリ…大成功…。
七尾百合子
もーーー!!!もーーー!!!
(台詞数: 50)