望月杏奈
良かった、事務所、まだ開いてる。早く忘れ物を…あれ。
望月杏奈
会議室、電気ついてる。まだ、誰かいる、の?
黒井社長
さて、それでは始めるとするか…ん?キミはたしか。
高木社長
黒井、もうこういうのはいい加減に…望月君!?な、何故こんな時間に。
望月杏奈
あ。お邪魔、しました…
黒井社長
おっと。すまないな、この時間に私がここにいた事を知られるのは少々困るのだよ。
望月杏奈
通して…
高木社長
く、黒井!アイドルに手出しはさせんぞ!
黒井社長
おいおい人聞きの悪い。私がそんな真似するとでも…いや、そうだな。
黒井社長
望月杏奈ちゃん、だったね。見られたからには仕方ない。キミにも楽しんでいってもらおうかな?
望月杏奈
嫌…社長、助けて…
高木社長
黒井!いい加減に…
黒井社長
楽しんでもらうだけだと言っているだろう。それとも例の秘密を知られる方がいいか?
高木社長
ぐ…
望月杏奈
社長…?
高木社長
…黒井に従いたまえ。キミにとっても悪い話ではない。
望月杏奈
そんな…どうして?
黒井社長
フハハ!杏奈ちゃん、覚えておきたまえ。男はな、一度弱味を握られたらおしまいなのだよ。
黒井社長
この男がいい見本だ。どうやらキミより自分の秘密の方が大切らしい。
望月杏奈
嘘、だよね?社長はそんな人なんかじゃ…
高木社長
すまない、望月君。本当にすまない…
望月杏奈
そんな…
黒井社長
ククク、信頼されていたアイドルにこんな姿を見せる羽目になるとは。惨めだな高木?
高木社長
…
黒井社長
フフ、たまには女の子を相手にするのも悪くはない。さあ、始めようか、杏奈ちゃん?
望月杏奈
い、や…
望月杏奈
…すごい!こんなにおっきいの、杏奈はじめて!
黒井社長
気に入ってもらえたようで何よりだ。さっきまでの嫌がりが嘘のようだな?
望月杏奈
うん!さっきはごめんなさい。ね、もっといい?
黒井社長
おやおや、やはり若い子は元気だねえ。そんなに気に入ったのかい?
望月杏奈
こんなの覚えたら杏奈、もう戻れないよ。ね、いいよね?
黒井社長
残念だねえ。私もそろそろ帰らないといけないのだよ。
望月杏奈
そんな!ね、お願い!あと一回でいいから!
黒井社長
困った子だ。そこまで言うのなら…
黒井社長
ククク、そこにいる男にお願いしてみてはどうかな?
高木社長
黒井、貴様何を言っている!?
望月杏奈
そっか。社長がいたよね…
高木社長
も、望月君!落ち着きたまえ!
黒井社長
ククク、アイドルにおねだりされるなど羨ましい限りだな。では、失礼するぞ。
高木社長
ま、待て黒井!こんな状態の彼女をそのままにしておくのは…
望月杏奈
ねえ、社長…お願い?
高木社長
だ、駄目だ!キミにそれを許してしまっては…
望月杏奈
いい、よね?杏奈、さっきみたいの、もっと…
高木社長
だ、駄目だ!たとえいくら迫られても…
高木社長
フルHDのプロジェクターは買えん。ウチにそんな予算の余裕はない!
望月杏奈
杏奈、あんな綺麗な大画面でゲーム、もっとやりたい…
高木社長
今あるので我慢したまえ!というか黒井のはそもそもスクリーンからして違う…
望月杏奈
なら、それも…ね?
高木社長
合計額でここの家賃以上はするんだ、私のポケットマネーで払うのはきつい、分かってくれ。
高木社長
上目遣いしても無駄だ!…あ、ちょっと泣くのはずるい…おのれ、恨むぞ黒井~!
(台詞数: 50)