望月杏奈
あ、水中じゃない…
エミリー
何かで覆われてますね…魔力……とは少し違う様な…
高坂海美
あれ?あなた達がみずきんの言ってた侵入者かな?
望月杏奈
誰⁉︎
高坂海美
んー…確かに見慣れない顔だけど……悪い気は感じないんだよなぁ…
高坂海美
でもみずきんは実際倒されてるし……うーん…
エミリー
えっと…私たちは闘いに来たわけではありません!
高坂海美
へ?そうなの?じゃあ何しに来たの?
望月杏奈
悪魔の里に行くために…神弓の力を貸してもらおうと…
高坂海美
あー…なるほど…神具である神弓を使いたいなんて言ったら確かにみずきんは攻撃するね…
高坂海美
ただ……悪魔の里…か…
エミリー
何か不都合でも?
高坂海美
いや、不都合ってのは違う気がするけど……ここに道を開かれると邪気が入っちゃうから…
望月杏奈
でも…ここじゃないと開けないんじゃ……?
高坂海美
だから困ってるんだよね…神弓のほかに強い神具とかがあればいいんだけど…
エミリー
あの……それって聖剣でも大丈夫ですか?
高坂海美
え?聖剣?…どのくらい良質かにもよるかな…神具クラスなら問題ないけど…
望月杏奈
えっと…これ…は?
高坂海美
………すごい…
高坂海美
すごいよ!これ‼︎天使の魔力に龍の魔力が混ざり合ってる!これなら大丈夫!
エミリー
じゃあ…道を開いてくれますか⁉︎
高坂海美
あ……
望月杏奈
えっと…まだ…何かあるの?
高坂海美
えっと……申し訳ないんだけど……あたし…弓…使えない…
エミリー
え?
高坂海美
そうだよ!ここの神官で神具を護っている者なのにその神具を使えないの!
望月杏奈
それって…大丈夫なの…?
エミリー
それはともかく…その神具は特殊な技術とかは必要ですか?
高坂海美
水の加護を受けた者以外には使えないはずだよ
エミリー
水の……加護…。
望月杏奈
エミリーちゃんなら……もしかしたら…
エミリー
神弓を…お借りしてもよろしいですか?
高坂海美
悪魔の里に…行かなきゃいけないんでしょ?
エミリー
ええ
高坂海美
本来ならその役目は私たち神官の役目だし……いいよ、貸してあげる
望月杏奈
やった…!
高坂海美
ただ、使えなくても文句は言わないでね?
エミリー
ええ、勿論です!
高坂海美
さ、ついてきて…こっちに祀ってあるから…
エミリー
これが……神弓……
望月杏奈
すごい……綺麗…
エミリー
それじゃあ…射ます……杏奈さん…剣の用意を…
望月杏奈
うん…
高坂海美
あの門の…できるだけ中心に…
エミリー
はい……スゥゥゥ………ハッ‼︎(神弓から放たれた矢は聖なる魔力を纏い門に向かう)
高坂海美
よし!開いた‼︎
望月杏奈
ふっ……はああッ‼︎(開いた道から溢れ出す邪気を剣の聖なる魔力で押し返す)
高坂海美
よし!ホーリーアクアリウム‼︎(聖なる魔力を纏った水の生き物が道の周りに現れる)
高坂海美
これであの道から邪気が来ることはないはず
高坂海美
??「おやおや…騒がしくなったと思ったら…門が開く者がいたとは…」
(台詞数: 50)