望月杏奈
ふぅ…この山の中に雷竜の住処が…
エミリー
道のりは険しそうですね…
望月杏奈
ッ!カッターリーフ!(刃状の葉が魔獣を斬り伏せる)
エミリー
魔獣との遭遇頻度も増えてきましたね…
望月杏奈
気をつけて進まないと…
エミリー
ッ!また!水…
エミリー
ーギャオオオオオオオ‼︎
望月杏奈
っ⁉︎魔獣が逃げてく…?
エミリー
どうして…ッ?空が…暗…く……
望月杏奈
あれが………雷竜……?
エミリー
なんて…巨大な……それに…強大な魔力なんでしょう…
望月杏奈
でも……闘わないと…倒せなくとも…鱗だけでも…
エミリー
…はい……
望月杏奈
ーーー
望月杏奈
魔獣……減ったね…
エミリー
雷竜が戻ってきたからでしょうか…
エミリー
おそらくここの生態系のトップは雷竜で間違いないでしょう。
望月杏奈
それが帰ってきたから魔獣も暴れられない…ってことかな……
エミリー
おそらく……魔力を温存できる…と考えればマシなのではないでしょうか…
望月杏奈
そうだね……。
望月杏奈
あの洞窟が…雷竜の住処かな…
エミリー
多分そうでしょう…わずかですが雷の魔力を感じます。
望月杏奈
気を引き締めていかないと…
エミリー
ええ、下手をすれば一瞬で死にかねませんからね…
望月杏奈
ーーー
望月杏奈
ふぅ…大分奥まで来たけど……
エミリー
思った以上に…深く、複雑な洞窟ですね…
望月杏奈
でも…あれだけ大きな魔力が近くにあれば…どこに向かえばいいかは分かるけどね…
エミリー
ええ、簡単な地図を書きながら来てますが……単純にその方角に向かうだけでは…
望月杏奈
不自然な穴とかも多いし……
エミリー
っと…また行き止まりですか……
望月杏奈
ねえ、エミリーちゃん…ふと思ったんだけどさ…
エミリー
なんですか?
望月杏奈
この地形…活かせないかな…?
エミリー
えっと…どういう意味でしょう…
望月杏奈
えっと、その地図なんだけど…真ん中の…多分雷竜がいる場所…
望月杏奈
そこをぐるっと囲んで道がある感じでしょ?
エミリー
ええ…そうですが……
エミリー
もしかして、それで魔法陣を⁉︎
望月杏奈
うん!それなら杏奈達の魔力でもダメージを与えられるんじゃないかなって…
エミリー
ですが…これだけの大きさですと…難しいのでは…
望月杏奈
やっぱそうかぁ……
エミリー
また行き止まり…これで大体一周してしまいましたね……
望月杏奈
ふぁ……エミリーちゃん…流石にこれだけ歩き通しだと疲れたからさ…
望月杏奈
ちょっと離れて休憩しよう?
エミリー
そうですね…疲れも溜まってますし……
望月杏奈
よい…しょっと…ガリガリ(地面に魔法陣を書く)
エミリー
ふふ、あの時もこの魔法でしたね
望月杏奈
すぐ見つかっちゃったけどね…よし、できた。じゃあ杏奈見張ってるから。
エミリー
では、先に…おやすみなさい…
(台詞数: 50)