天海春香
『わぁ~、可愛いなぁ♪この子が、千早ちゃんとプロデューサーさんの子ども?』
如月千早
『えぇ。目に入れても痛くないくらい、愛しい子よ』
天海春香
『千早ちゃんにここまで言わせるとは……憎い子よのぉ~♪』
如月千早
『ふふっ、何よそれ』
天海春香
『ところで千早ちゃん、この子の弟や妹のご予定は?』
如月千早
『もちろん考えているわよ。ゆくゆくは、野球チームが出来るくらい欲しいわね』
天海春香
『ほほぉ~、大きく出たね~。それじゃあ、後8人頑張らないとね!』
如月千早
『……8人?何を言ってるの?』
天海春香
『え?だって野球って9人で1チームでしょ?だから、後8人は必要……』
如月千早
『はぁ!?あなた正気なの!?』
天海春香
『何で私怒られてるの!?』
如月千早
『はぁ……春香は野球の事、何も分かっていないようね』
如月千早
『いい?ペナントレースは約半年なのよ?そんな長期戦を、たった9人で戦えると思うの?』
如月千早
『誰かが怪我や病気で出られなくなったらどうするの!?そのための控えでしょう!?』
天海春香
『何で急にプロ野球の話になってるの?』
如月千早
『取りあえず投手陣は……先発は最低でも5人は欲しいわね。そして中継ぎに5,6人……いえ』
如月千早
『抑えに1人必要だから……そうね。投手陣は先発と中継ぎを6人ずつ、抑えに1人』
如月千早
『計13人でどうかしら?』
天海春香
『すでにトンでもない数字になってるんですけど!?』
如月千早
『次は野手ね。スタメン野手として、投手を除いた8人は必要で……』
天海春香
『千早ちゃん?……ちーちゃん?お願いだから私の話を聞いて?』
如月千早
『……あ、プロデューサーは楽天のファンだから、DHも考慮しないといけないわね』
天海春香
『そんな考慮いらないよ!気を遣うところ間違ってないかなぁ!?』
如月千早
『という事は……スタメン野手が9人。控えは……やっぱり捕手は2人欲しいわね』
如月千早
『そして内野手と外野手を3人ずつとして……そうね』
如月千早
『野手は、スタメンと控えを合わせて17人必要ね』
天海春香
『数字がえげつねぇ……』
如月千早
『全員合わせて30人。後29人は頑張らないとね!』
天海春香
『千早ちゃんストップ!ストーップ!』
如月千早
『どうしたのよ、春香?』
天海春香
『いい、千早ちゃん?落ち着いてよーく考えて?子どもは、妊娠してから産まれるまで』
天海春香
『約10ヶ月は掛かるんだよ?30人産むのに、約30年は掛かるんだよ!?』
天海春香
『2人の加齢による老化を考えたら、どんなに頑張っても絶対そこまでいかないよ!?』
如月千早
『………………』
如月千早
『そうね、私が間違っていたわ』
天海春香
『分かってくれたんだね?』
如月千早
『えぇ、ありがとう春香。……ところで春香?』
天海春香
『何?』
如月千早
『双子や三つ子を産む方法って、何か知らない?』
天海春香
『この子、何にも分かってなかった!』
如月千早
『三つ子を産めば、約10年で済むわね……ふふっ♪』
如月千早
『野球チーム実現のため……2人で頑張りましょうね、プロデューサー……いえ、あなた♪』
天海春香
『プロデューサーさん今すぐ逃げてぇぇぇぇ!!』
天海春香
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天海春香
う、うぅ……プロ……サーさん……早く……逃げ……
如月千早
………………
如月千早
P「………………」
天海春香
早くっ、プロ……デューサー……死んじゃう……!
如月千早
P「こんなにうなされて……一体どんな夢を見てるんだ?」
如月千早
私にとって不快な夢である事は、間違いないでしょうね
(台詞数: 50)