望月杏奈
ふぅ…。少し…休憩。
望月杏奈
弾きながら歌うのって…結構、難しい…ね。
望月杏奈
でも杏奈、とっても上達した…。
望月杏奈
この曲、完璧に弾けたら…あの人は驚くかな?
望月杏奈
頑張ったな…とか、上手くなったなって…褒めてくれる、かも?
望月杏奈
…えへへ。
望月杏奈
ずっと…練習してたもんね…。
望月杏奈
だから…なんだか、眠くなってきた…。
望月杏奈
……すぅ。
望月杏奈
はっ!
望月杏奈
危ない…このままだと寝落ちしちゃう。…練習、しよ。
望月杏奈
んと…サビ頭から…G、B、C、D、G…で…次はE、D、C…。
望月杏奈
あなたがダイスキ。
望月杏奈
…ダイスキだよ…か。
望月杏奈
あの人の前で…ちゃんと歌えるのかな。
望月杏奈
明るくて元気な曲なのに…これじゃあ不自然…だよね。
望月杏奈
今まで…こんなことなかったのに。
望月杏奈
…理由は、自分でも…分かってる。杏奈の前と今で…はっきり…変わった所。
望月杏奈
今では…。
望月杏奈
きっと…。
望月杏奈
――――――
望月杏奈
……。
望月杏奈
…ん。
望月杏奈
あ、プロデューサーさん…。おはよ、ございます…。
望月杏奈
…違った。…もう暗いから、こんばんは…だね。
望月杏奈
……。
望月杏奈
こんばんは…?
望月杏奈
はっ!
望月杏奈
な、なんで…? なんでもうこんな時間!?
望月杏奈
寝てた? ベース抱いて? ぐっすり?
望月杏奈
あわわ…。
望月杏奈
と、とにかく準備しなきゃ…!
望月杏奈
えと、アンプをこっちに…シールド固定して、これを足元に…。
望月杏奈
違う、先にチューニングしないと…! 後は…えっと…!
望月杏奈
あれ…? ピック…ピックがないよ…。
望月杏奈
プ、プロデューサーさん…! 杏奈のピック知ら…
望月杏奈
あ…。
望月杏奈
うん…そうだった。深呼吸…だね。
望月杏奈
…プロデューサーさんに…頭撫でられるの、好き。
望月杏奈
杏奈…すっかり落ち着きました。
望月杏奈
ん…。
望月杏奈
あの、ね…。杏奈…あれからいっぱい練習したんだ。
望月杏奈
今日は、杏奈にとって…大切な日。
望月杏奈
だから…ね、たくさんをくれたプロデューサーさんに…少しだけお返し。
望月杏奈
次のフェスで…杏奈が演奏するんだけど。
望月杏奈
その…まずは、プロデューサーさんに…
望月杏奈
ううん…。あなたに、一番最初に見て、聴いてもらいたい…です。
望月杏奈
前とは違う、今の…気持ち。
望月杏奈
あなただけに贈る、大切な…想いだから。
望月杏奈
…えへへ。それじゃあ、いきます。
(台詞数: 50)