望月杏奈
百合子のいない世界を歩んでいく___
望月杏奈
うん、そうだね
望月杏奈
現実を受け入れてから月日は流れた
望月杏奈
閉じこもった殻を破りにきてくれた少女に出会ってから
望月杏奈
こんな世界もわるくないなと思えるようになった
望月杏奈
あなたが愛し、憧れたこの世界を
望月杏奈
あなたが救った少女と、そして、その少女に救われた杏奈(わたし)
望月杏奈
手を繋いで歩いていく
望月杏奈
この巡り合わせもきっと・・・
望月杏奈
世界に色が付いたあの日から決まっていたのかもしれない
望月杏奈
あなたと握手をしたあの日から_____
望月杏奈
全ては繋がっていたのかもしれないね
望月杏奈
杏奈と星梨花が友達になった『遅めの春』
望月杏奈
あれから何度目の春を迎えただろうか
望月杏奈
十本の指だけでは折っても数え切れないほどの日々を紡いで
望月杏奈
何回、季節が移り変わったのだろうか
望月杏奈
数えるのはめんどうくさいから、答えを言ってしまうと
望月杏奈
杏奈は高校三年生になった
望月杏奈
杏奈は所謂、世間的には華のJKと呼ばれる存在になっている
望月杏奈
二次元の世界でも、現実世界でもJKという存在は持て囃される
望月杏奈
杏奈はその通説を身をもって痛感するようになった
望月杏奈
あれ?
望月杏奈
なんか話が大分脱線してしまっている気がする
望月杏奈
戻さなきゃ
望月杏奈
コホン・・・
望月杏奈
と、に、か、く
望月杏奈
杏奈は高校三年生になった!!
望月杏奈
星梨花とは上手く付き合っている
望月杏奈
「人はその生涯において、必ず生涯を共にする伴侶か親友を得る」
望月杏奈
誰かが言っていた言葉をそのままコピーアンドペーストしてみる
望月杏奈
星梨花は杏奈にとって生涯を共にする親友になっていた
望月杏奈
星梨花とはほぼ毎日のように遊んでいる気がする
望月杏奈
どうでもいいことで一緒に笑って
望月杏奈
悩む時は答えが出るまでとことん一緒に悩んで
望月杏奈
落ち込んだ時はお互いに励まし合って
望月杏奈
たまに大喧嘩をして
望月杏奈
すぐ仲直りをする
望月杏奈
たくさんの障害を共に乗り越えてきたのだから
望月杏奈
腐れ縁と言ってもいいのかもしれない
望月杏奈
とは言うものの・・・百合子のことを忘れたわけではない
望月杏奈
百合子は杏奈にとって掛け替えのない唯一無二の親友だ
望月杏奈
時が経ってもその気持ちだけは風化したことがない、故に一抹の罪悪感を覚える時もある
望月杏奈
日々を繋いでいくというのは寂しいものだ、同時に素晴らしいものでもあると思う
望月杏奈
時代の流れと共に進歩していく文明
望月杏奈
ゲームソフトなども日々、新作が出たり、次々アップデートされていく
望月杏奈
それは杏奈と百合子のしていたゲームも例外ではない
望月杏奈
フルダイブシステムが導入されたのだ
望月杏奈
つまり、直でその世界を見て回ったり、体感することができるようになったのだ
望月杏奈
杏奈は今日も約束の場所へ向かう、杏奈の事を待ってくれている人がいるから・・・
望月杏奈
～vivid_rabbitがオンラインになりました～
(台詞数: 50)