望月杏奈
『不運にもあの日……事件当日に2人は衝突事故を起こしてしまいました』
矢吹可奈
『事故の衝撃で可奈さんは頭を打ち気絶し、』
望月杏奈
『杏奈さんも、持っていた薬を落としてしまった』
周防桃子
『そこへ、事故に気づいた被害者が駆けつけてきましたが…』
周防桃子
『そこで、あなたが落とした薬の存在に気づいてしまいました』
望月杏奈
『あなたは焦ったはずです。まさかこんなところでバレるとは思わなかったでしょうから』
望月杏奈
『あの袋を取り返すだけではもう遅い、あの警官は袋の中身の正体に気付いてしまった』
望月杏奈
『そしてあなたは見つけた。足元にあった大きな石を』
望月杏奈
『どうしても助かりたい、逃げたい……そのことしか頭になかったあなたは……』
望月杏奈
『その石で……』
周防桃子
『被害者を……』
望月杏奈
『…………』
望月杏奈
『そのあと、あなたは可奈さんをどうするか考えました』
矢吹可奈
『気絶している相手なら、先ほどよりは処理はカンタンです。しかし……』
望月杏奈
『あなたは恐れた。ここで可奈さんを殺して自分が逃げたら、必ず警察によって犯人探しが始まる』
望月杏奈
『どこから自分への手がかりがつくかもわからない』
望月杏奈
『だからあなたは利用したんです』
矢吹可奈
『気絶している可奈さんを、殺人の犯人として捕まえさせ、自分は助かろうと…』
望月杏奈
『そのために、被害者の血で染まっていた麻薬を可奈さんの服に仕込み』
望月杏奈
『目撃者として、可奈さんの不利になるような証言をするために警察に通報した』
望月杏奈
『……ただ、通報してから警官が来るのが早すぎて、自分の自転車までは処理できませんでしたが』
望月杏奈
『……これが、事件の真相です』
矢吹可奈
『可奈さんや……
周防桃子
『可奈さんや……被害者を巻き込んだ…』
望月杏奈
『あなたの……本性です!!』
(台詞数: 25)