北沢志保
(…ここはどこだろう。私は……生きている…のだろうか?)
北沢志保
(身体中が痛い…。それに、なにか色々と繋がれているようだ)
北沢志保
(そうか…きっとお二人が見つけてくれて、私は助かったのだ)
北沢志保
(ここは病院だろうか?春香さんが連れてきてくれたのだろうか?)
如月千早
志保ちゃん!よかった……。目を覚ましたようだね。
北沢志保
あ…はい…。私、生きているんですね…?
如月千早
そうだ。かなり危険だったようだがね。本当良かった…。
北沢志保
どうして…お二人ともまだ帰って来られるにはまだ時間があったはずですよね?
如月千早
そうなんだがね…。春香がいきなり帰ろうって。早めに仕事を仕上げて帰ってきたんだ。
如月千早
きっと、何か嫌な予感がしたんだろう…。不思議だが、虫の知らせのわうなものなのかな。
北沢志保
これで、命を救われるのは2度目ですね…。とんだ死に損ないです。
如月千早
何はともあれ、無事、とは言えないが、生きていてくれて良かったよ…。
北沢志保
………。何があったか、聞かないんですか…?
如月千早
…。聞かないでも…わかるさ。私達は君を引き取った男を甘く見すぎてたようだ。
如月千早
あの場所にいれば絶対に安全だと、春香も私も高を括っていたよ。本当に悪かった。
如月千早
しかし、どうやってあの場所を突き止めたのかはわからないが、とんでもない男だ…。
如月千早
君をこんな目にあわせるためだけに、ずっと探していたんだろうからね…。
北沢志保
でも、何で私を連れて帰らなかったんでしょう…。殺したと思ったのでしょうか…。
如月千早
それがわからないんだ。君がいらなくなった理由が何かあるんだろうが…。まぁそれは今はいい。
北沢志保
あの………。春香さんはどこに…?
如月千早
…。
如月千早
春香は…………。
北沢志保
千早さん……?
如月千早
今は、わからない…。でも恐らく…。
如月千早
いや、やめておこう。春香の事は、春香が戻ってきたら、わかることだ。
北沢志保
戻ってきたらって……どこかに行っているんですか?
如月千早
実は私も何も聞いていないんだ。でも、君も何となく思い当たる事がないかい?
北沢志保
もしかして…………。
如月千早
あぁ。多分、君の家に行っているんだ。春香は何らかの方法で君の家ほ場所を知っていたみたいだ…
北沢志保
そんな……!危ないですよっ!一人で行くなんて!何で止めなかったんですか!
如月千早
…それは、本当に申し訳ない。でも、止められなかった…。
如月千早
あんな顔をした彼女は始めて見たから…。私自身も恐ろしくなってしまって…。
北沢志保
千早さん…っ!お願いです。今からでも止めて下さい!春香さんに何かあったら私……!
如月千早
残念だが、もう遅いんだ…。あんな顔をした人間を止められるとは思えない…。
北沢志保
千早さん…………!
如月千早
本当にごめん…。でも今は待つしかない…。
如月千早
あと、春香がどんなことをしてしまっていたとしても、許してやってくれ…。
北沢志保
っ!それ、どういうことですか…?
如月千早
多分、春香が戻って来れば嫌でもわかる…。正直、私も怖いんだ。
如月千早
春香のあの目……。不安だが…待とう。そして、何があっても、彼女を許してあげるんだ。
北沢志保
(春香さん…!早く、早く会いに来て下さい…。あなたに何が起こっているんですか?)
北沢志保
(春香さん………。)
(台詞数: 42)