ロコ
3月はチェリーブロッサムのシーズンですが、今日はサンセットを描きましょう!
ロコ
……と思ったんですが。
七尾百合子
…………。
高山紗代子
…………。
ロコ
(あ、あれってデストルハイスクールのコスチュームですよね?)
ロコ
(確かバッドガールが沢山いるという噂の…絡まれる前にエスケープしましょう。)
高山紗代子
おい、そこの女。
ロコ
はいっ!?ろろろロコのことですか!?
高山紗代子
お前、ここに絵を描きに来たんだろう?
高山紗代子
ここに来たのはお前が先だ。私らのことは気にせずに描いてろ。
ロコ
い、いやぁ〜、ロコは別にそんな。また日を改めてもいいですし。
高山紗代子
あぁん!?
ロコ
はいっ!!描かせていただきます!!
高山紗代子
…それで、百合子。こんな所に私を呼び出して、何の用だ?
七尾百合子
…決まってるでしょ。あんたとケリをつけに来たんだよ。
七尾百合子
このまま勝ち逃げされたんじゃ、私のメンツに関わるからね。
高山紗代子
ふんっ。お前のそのキャンキャン吠える姿、いい加減見飽きてんだよ。
高山紗代子
だが、それも今日で最後だ。いいぜ、受けてやるよ。
ロコ
(あわわ、もしかしてバトルですか!?ストリートファイトですか!?)
ロコ
(どうしよう、ポリスメンにコール!?それとも、えっと、えっと!!)
七尾百合子
ねぇ、そこのあんた。
ロコ
は、はぃっ!?ななな何でしょうか!?
七尾百合子
さっきから手が止まったんだけど?早く描きなよ。
ロコ
(無茶をおっしゃる!!)
ロコ
えっ、えっとその…できればもっと穏やかなムードを作ってもらえると嬉し…。
七尾百合子
は?
ロコ
はいぃ!!最高のサンセットを描きますぅ!!
七尾百合子
……さて。それじゃあ…やろうか。
高山紗代子
私は先輩だ。後輩に先手はくれてやるよ。どこからでもかかってこい。
ロコ
(あわわわわわ…。)
七尾百合子
……5六歩。
ロコ
……えっ?
高山紗代子
3四歩。
七尾百合子
5八飛車。
ロコ
(め、目隠し将棋〜!?)
ロコ
【10分後】
高山紗代子
ぐっ……5二金!(ぐりぐり)
七尾百合子
ぐぬぬ…5四歩!(ぐりぐり)
ロコ
(おでこをくっつけながら目隠し将棋する人たちを初めて見ました…。)
高山紗代子
おい女!!手が止まってっぞ!!
ロコ
(ロコに八つ当たりしないで〜!!)
ロコ
【その後】
高山紗代子
……はぁ。私の負けだよ。いいぜ。今日から私のシマはお前のもんだ。
ロコ
(やっと終わってくれた…。バッドガール同士、フレンドリーになればいいのに。)
七尾百合子
待ちな!!あんたにはな、まだいいたいことがあるんだよ!!
高山紗代子
あ?何だよ。まだ何かあるのか?
七尾百合子
1度しか言わないからよく聞きな………。
七尾百合子
……先輩!卒業、おめでとうございます!
高山紗代子
……おお!ありがとよ!
ロコ
フレンドリーじゃないですか!!
(台詞数: 50)