七尾百合子
もうすぐロコちゃんの番だよ!準備は大丈夫?
ロコ
はい!……ただ、キャラクターのフィーリングをまだ完璧に理解できてはいません。
七尾百合子
ええっ!?そんな!もう時間が無いのに!
ロコ
少しずつですがアンダスタンドしてきたので、あとはステージで見つけるしかないですね。
ロコ
うう…コノミはロコにも恋するフィーリングがあるって言っていたのに…。
七尾百合子
あんなに自信たっぷりに言うってことは、もしかしてロコちゃん…誰かに恋してない?
ロコ
ええっ!?ロコが!?そんな、心当たりないですよ!?
七尾百合子
あまり大げさな話じゃなくて、例えば…………とか。
ロコ
えっ……。
七尾百合子
あっ、次!ロコちゃんの番!早く位置について!
ロコ
は、はい!とにかく、今はステージにコンセントレイトしないと…。
ロコ
…会場のオーディエンスの皆さん!今日はロコから、スペシャルサプライズがあります!
ロコ
なんと!ロコのニューソングをここで初披露しちゃいまーす!
ロコ
それでは聴いてください…「STEREOPHONIC ISOTONIC」
ロコ
(……は、始まった…とにかく今は、キャラクターのフィーリングを考えないと!)
ロコ
(…ヘッドホン….この子はきっと、いつもミュージックを聴いている子なんですね。)
ロコ
(それで、自分だけの世界をとても大切にしている…まるでロコみたいですね。)
ロコ
(それがある時、誰かに出会うんです。ちょっと気になる、あの人に。)
ロコ
(あの人を目で追うようになって、あの人のことを考えて…悩んで…そして変わっていく…。)
ロコ
(ロコもそうです。765プロに入って、アイドルになって、毎日が刺激的で…。)
ロコ
(だんだんとロコだけの世界が変わり、ロコアートも変化しました…。)
ロコ
(そんなロコアートのエボリューション!今度はワールドワイドにアピールしないと!)
ロコ
(…………。)
ロコ
(あ……違う。)
ロコ
(気づいてほしい…そう、この子は気づいてほしいんです。)
ロコ
(ワールドワイドとかじゃなくて…たった1人の、好きな人に、自分を見てほしいんです。)
ロコ
(じゃあ…ロコだったら…?)
七尾百合子
(『例えば…ロコちゃんが自信作のロコアートを作ったとします。』)
七尾百合子
(『それ、最初に誰に見てほしい?』)
ロコ
(ロコが最初に見せたい相手…そんなの…あの人に決まっています…。)
ロコ
(ロコのことを知ってほしい…ロコのことを理解してほしい…大切な人です…。)
ロコ
(それは…どうして…?……………ああ。)
ロコ
(…そっか…これなんですね。ロコのフィーリング…。)
ロコ
……………。
ロコ
ロコのニューソングを聴いてくれて、ありがとうございました!
七尾百合子
ロコちゃん!すっっっごく良かった!私、胸がきゅ〜ってなって!苦しくて!
七尾百合子
って、あれ!?ロコちゃん!?どこに行くの!?
ロコ
はぁ…はぁ…あっ、いました!あの、ロコのステージ、見てくれました?……よかったぁ。
ロコ
(なんだ…気づいてしまえば、間違いないって、確信を持って言えます。)
ロコ
(これがロコのトゥルーハートだって!)
ロコ
…これからもロコのこと、ずっと見ていてくださいね。
ロコ
プロデューサー!
(台詞数: 42)