二階堂千鶴
「プロデューサー、コロちゃん、お昼ごはんができましたわよ!」
二階堂千鶴
「今日は、わたくしが腕によりをかけて作ったコロッケサンドですわ♪」
ロコ
「コロちゃんじゃなくてロコです!」
ロコ
「コロちゃんじゃなくてロコです…おお、これはとてもヤミーそうですね」
二階堂千鶴
「二人とも、まずは手を洗ってきなさい。ほら、プロデューサーは仕事を一度やめてください!」
ロコ
「もぐもぐ…チヅル、とってもヤミーですよ!!」
二階堂千鶴
「当然ですわ!このわたくした作ったコロッケサンドですわよ?」
二階堂千鶴
「ああもう、プロデューサーってば衣を零して…」
二階堂千鶴
「ほら、口の周りにもついてますわよ。ふふっ、子供みたいですわね」
二階堂千鶴
世話が焼ける、と言いながらプロデューサーの口元を拭う。
二階堂千鶴
私とプロデューサーの顔が近づく。恥ずかしそうにするけど気にしない。
二階堂千鶴
頬をちょっと染めて、顔を逸らすプロデューサーを、私はじっと見つめる。
二階堂千鶴
その所作一つ一つが、愛らしく感じてしまう。
二階堂千鶴
この前あずさと飲んだ時、あずさは運命の人について話してくれた。
二階堂千鶴
あずさの言う、運命の人とは『自分の信のおける、心から好きと思える人』らしい。
二階堂千鶴
話を聞いてピンと感じた。こんな、セレブを語っているだけの小娘の話を真摯に聞いてくれて。
二階堂千鶴
セレブなアイドルだなんて絵空事を実現するために奔走してくれる人。
二階堂千鶴
貴方の事をしっかりとみているから、私の事をちゃんと見ていてほしい。
二階堂千鶴
貴方が見ていてくれるなら、私はいくらでも輝ける。
二階堂千鶴
未来永劫添い遂げたい。そう、出会った瞬間に私の決まっていたの。
二階堂千鶴
おはようからお休みまで、雨の日でも晴れの日でも、私の愛を、永遠にささげたい。
二階堂千鶴
私の心に芽生えた、熱くて赤い、運命の愛を。
二階堂千鶴
「…なんて、恥ずかしくて言えるわけないですわよね」
ロコ
「あの、チヅル?」
二階堂千鶴
「どうしましたの、コロちゃん。コロッケサンドが足りなかったのでして?」
ロコ
「ロコはロコです!…ってそんなことはどうでもいいです」
ロコ
「そんなに好きなら、クイックリーに伝えたらいいと思いますよ?」
二階堂千鶴
「ふえっ!?い、いったい何を言い出すのですわコロちゃん!?」
ロコ
「何って…」
ロコ
「チヅルがプロデューサーをラブなの、プロデューサー以外みんなアンダースタンドですよ?」
二階堂千鶴
「…みんな?」
ロコ
「皆です。コノミからミライから、タマキやイクもアンダースタンドです」
二階堂千鶴
「ああ…だからあずさと飲んだ時にあんな表情をしていたのですわね…。不覚ですわ」
ロコ
「…で、いつハートを伝えるんですか?」
二階堂千鶴
「別にいつだっていいではありませんか!まだ心の準備ができてないですけれど…!!」
ロコ
「じれったいというか、まだるっこしいです!プロデューサー、チヅルが…」
二階堂千鶴
「ちょっと!?」
(台詞数: 37)