
ロコ
P「でも、そんな君だから好きになったんだ」

ロコ
突然のカミングアウトに彼女は一瞬驚いた顔を浮かべるけれど…

ロコ
瞬きをすると、彼女はいつも通りの自信満々な表情をしている。

ロコ
毎度のこと披露されるそのドヤ顔はムカつくけれど憎めなくて…

ロコ
いや、最近は寧ろ愛くるしくさえ思っている。

ロコ
P「その表情だよ」

ロコ
P「見ていて飽きないんだ」

ロコ
「これが、ロコという名のアートですから!」

ロコ
P「ああ、そうだな」

ロコ
「……あのっ」

ロコ
「他には何も、言ってくれないんですか?」

ロコ
P「そうだな…」

ロコ
P「ロコはさ、表情豊かだよな」

ロコ
P「人の心を打つようなアートっていうのはな、色んな表情を持っているんだ」

ロコ
P「ロコも同じだなって…」

ロコ
P「ふと、そう思ったんだ」

ロコ
P「正直な話、ロコ語はあまりわからない、ごめんっ!」

ロコ
P「でも、俺なりの言葉で、ロコへの気持ちを表現させてほしい」

ロコ
P「俺の言葉は決してアートなんて代物じゃないかもしれない…」

ロコ
P「でも、聞いて欲しい」

ロコ
P「聞いて…くれないか?」

ロコ
「はい…」

ロコ
「聞かせてください」

ロコ
喉元から出かけた…I love you。

ロコ
その言葉は、いまは呑み込んで…

ロコ
彼女の心に触れるような言い回しを投げかけるんだ。

ロコ
P「月が綺麗ですね」

ロコ
「でも太陽がないと輝けません」

ロコ
P「ロコ…」

ロコ
「プロデューサーは、ロコヒストリーにとって…」

ロコ
「スパークリング…じゃなくて、キーパーソンですよ♪」

ロコ
「だから…」

ロコ
「あなたというアートをこれからもロコにプレゼンしてください!」

ロコ
「ううん…」

ロコ
「それだけじゃノットイナフでした」

ロコ
「なので…」

ロコ
「わたしたちというアートを…これからは一緒にプレゼンしていきたいです!」

ロコ
「ああ、そうだな」

ロコ
相変わらず、よくわからないことを言う子だと思った。

ロコ
けど、表情を見ればいつも読み取れる…

ロコ
そんな君だから好きになったんだ。
(台詞数: 41)