黒井社長
ようこそ豊川風花ちゃん。まずはお茶でもいかがな?
豊川風花
プロデューサーさんをどうしたんです。
黒井社長
おいおい、挨拶ぐらいはしたまえ。ククク、あの四流プロデューサーがそんなに心配かね?
黒井社長
なあに。ちょっと私なりのセレブなもてなしをしているだけだよ。
豊川風花
プロデューサーさんがあなたの社員に迷惑をおかけした事はお詫びします。
豊川風花
ですがそれなら告訴なりなさって下さい。いきなり拉致するだなんて…
黒井社長
おいおい人聞きの悪い。もてなしているだけだと言っただろう?
黒井社長
…まあたしかにそろそろ開放してやっても良いかなとは思っているがね。
黒井社長
ただこちらとしても何も無しにとは言えん。あくまでもそちらの出方次第だ。
黒井社長
ククク…分かるだろう?
豊川風花
…私一人で来いとはそういう意味だったんですね。
黒井社長
さて。どうするかね?
豊川風花
わ、分かりました。それでプロデューサーさんを開放してくれるのなら…
黒井社長
そうかそうか。ククク、相変わらず麗しい仲間愛だね、感動するよ。
黒井社長
さあ、それでは早速始めようか…
豊川風花
うう…
黒井社長
…素晴らしい!やはり私の目に狂いは無かったな、これ程とは!
豊川風花
も、もう止めてください…
黒井社長
おいおい何を言ってる。引き受けたのはキミだろう?さて、それから…
豊川風花
少しは休ませて下さいってば!衣擦れで肌がひりひりしてるんですよ!
黒井社長
クイーンサイズの下着モデルなどなかなかいないのだ。カタログの仕事が舞い込んで来てな。
黒井社長
引き受けたのはいいがモデル部門に適材がおらず困っていたのだよ。
豊川風花
だからって、何も一日で全部撮らなくたって…
黒井社長
締切はすぐなのだ、仕方あるまい…おい次だ、タイプ23のセットを着けさせろ!
豊川風花
うう…
如月千早
風花さん!
豊川風花
千早ちゃん、どうしてここに!?
如月千早
あなたの跡をつけてきたんです。なんて酷い事を。胸がもう真っ赤で…くっ!
黒井社長
貴様、どうやって入って来た?まあいい、おい警備員、つまみ出せ!
如月千早
待って下さい、話があります。
黒井社長
ほう、何かね?
如月千早
私達は仲間なんです。プロデューサーや風花さんだけをこんな目に遭わせるわけにはいかない。
如月千早
だから…
如月千早
そのモデルの仕事、私が代わりに引き受けるわ!
黒井社長
…
豊川風花
…
如月千早
さあ、どんどん持ってきなさい。いくらでも引き受けるわよ!
黒井社長
おい警備員。お客様がお帰りだ、丁重にお送りしろ。
如月千早
ち、ちょっと何するのよ、離して!風花さん、風花さ〜ん!
豊川風花
あの、何かすみませんでした。ウチの子がご迷惑を…
黒井社長
いや、こちらも無理を言ったな。少し休憩するか?
豊川風花
そうですね…
如月千早
くっ…黒井社長、風花さんとプロデューサーは必ず返してもらうわよ。
如月千早
とはいえ私一人じゃ無理ね。ここは助けを呼びましょう。
如月千早
もしもし真壁さん?あなたの力が必要なの、すぐ来れる?あと、琴葉さんもお願い!
(台詞数: 45)