ロコ
衣装を来てベリーロングなウィッグを着けて……ロコ・ラプンツェルの完成です!
七尾百合子
流石は髪長姫、髪が身長の倍近い長さとは凄い衣装です……
ロコ
でも、良くシンクするとこれでもヘアーの長さは不足してるんですよね。
七尾百合子
そっか、ラプンツェルは自分の髪をロープ代わりにして塔を登らせるんでしたね。
ロコ
タワーの高さが30mくらいはありそうなのにヘアーの長さは精々3mくらいですからね……
二階堂千鶴
まあ、いくら設定を守りたくても何十mもあるウィッグを着ける訳には行きませんしね……
二階堂千鶴
まあ、塔の主であるわたくし事ラプンツェルの母は頑張って塔を登る事に致しますわ。
七尾百合子
この長さの髪で千鶴さんが頑張って登る、つまり……
二階堂千鶴
『愛しい愛しいわたくしのラプンツェルや!ママが帰って来ましたわ!窓を開けて下さいませ!』
ロコ
『その1km四方にまで広がるビッグなボイスは……ママ!今ウインドウをオープンするね!』
七尾百合子
こうして窓を開けたラプンツェルはその長い髪を垂らす、しかし地面には全く届かない……
ロコ
『ママ……これじゃあロコのヘアーに手が届かないですね……』
二階堂千鶴
『可愛い可愛いわたくしのラプンツェルや、この程度の高さはママにとっては無いも同然ですわ!』
七尾百合子
ラプンツェルの母はそう言うと同時に深くかがみこみ、全身のバネを駆使して垂直ジャンプ!
二階堂千鶴
『おーっほっほ!垂直ジャンプの自己記録は48m!30m程度の塔なら片足で跳び乗れますわ!』
七尾百合子
しかし、重い荷物を抱えていたラプンツェルの母は28mしか跳ぶ事ができなかったのです!
ロコ
『ママ!ロコのロングヘアーに掴まって!』
二階堂千鶴
『ふぅ、助かりましたわ……80kg程度の荷物を抱えて塔まで届かないなんてママも年かしら…』
ロコ
『ママが跳べなくなってもロコがもっとロングなヘアーになって掴まれるようにしてあげます!』
二階堂千鶴
『あら、それは頼もしい。わたくしのラプンツェルはいつまでもこの塔でママを待っていてね……』
七尾百合子
……と、こんな感じで母娘の歪んだ愛情が育まれて行くんですね!
二階堂千鶴
あのー……わたくしの役を勝手に超人にしないでいただけますか?
(台詞数: 22)