
如月千早
─私は海外での授賞式の帰り、ある人物のもとへ立ち寄っていた。─

如月千早
─その時、私は三年振りに彼を....夏木透を見た。─

如月千早
─三年前の姿は影を潜め、見た目は落ち着きのある容姿端麗な男性になっていた。─

如月千早
透「千早、アイドル初のクルミー賞最優秀新人賞、おめでとう。」

如月千早
「ありがとう、でも私はもうアイドルじゃないわよ。」

如月千早
─私は本格的に歌手活動をするため今は、アイドルとしての活動を休止していた。─

如月千早
透「にしてもアイドルが本業でありながら、海外で名誉ある賞を授賞とかヤバいだろ?」

如月千早
「貴方だってアカネミー賞三部門とその他も同時に授賞とか人間技じゃないわよ?」

如月千早
透「そうか?でもおかげ様でコレクションがまた増えちゃって置き場に困ってるんだ~♪」

如月千早
─そう言いながら透はその名誉あるトロフィーを我が子のように撫でていた。─

如月千早
透「....ところで春香達はどうなってんのさ?」

如月千早
─私は春香や真、萩原さんの三年間の活動について話した。─

如月千早
透「春香がアイドル、真と雪歩は女優か....意外だな。」

如月千早
透「真は演技っていうガラじゃないし、雪歩もそうだと思ってたからさ。」

如月千早
透「まぁ春香は今でもアイドルしているもんだと思ってたけどな。」

如月千早
「確かに。私も春香はずっとアイドルって感じがするわよね!」

如月千早
透「....オレの知らない間に、この三年で本当に皆変わったんだなぁ。」

如月千早
「そうね、でも何よりも驚いてるのは、貴方が20代でここまで出世したことよ。」

如月千早
─彼はプロジェクトのリーダーから会社の重役に異例の早さで就任した。─

如月千早
─実績ともにカリスマのある彼は父親である社長を越える成果を発揮。その結果、─

如月千早
「世界レベルの一大芸能プロダクションに発展するなんて誰も考えられないわよ。」

如月千早
「あの天海春香が『透君の育てた子達と共演してみたい!』なんて言わせるなんて、」

如月千早
「本当三年前セクハラしてた人と同じ人だなんて、誰も考えられないわよ!」

如月千早
透「....」

如月千早
透「....よし、今から日本に行きますかね。」

如月千早
「....えっ?」

如月千早
透「さてと、それじゃ親父に連絡して....メンバーは現地で集合に....」

如月千早
「ちょ、ちょっと!いくらなんでも行動が早すぎない!?....仕事もあるのに....。」

如月千早
透「大丈夫、仕事は全部親父に押し付けるから....それに、」

如月千早
透「日本ではまだオレ達は活動してないからいい機会になる。」

如月千早
透「オレが育てたヤツと生ける伝説のアイドル....面白くならない訳がない!」

如月千早
透「だろ、千早!?オレ達で最高にワクワクするの、作ろうぜ!」

如月千早
「....わかったわよ。貴方は本当に自分に正直ね。」

如月千早
─三年という歳月を隔てても、変わらない想いはそこにある。─

如月千早
─その後、日本中に夏木透という名前が響き渡り、世間を騒がせるようになるには─

如月千早
─また少し時間が経ってからのお話。─

如月千早
─夏色キャンバス─

如月千早
─夏色キャンバス| ─

如月千早
─夏色キャンバス E| ─

如月千早
─夏色キャンバスEn| ─

如月千早
─夏色キャンバスEnd | ─

如月千早
─夏色キャンバスEnd .... ─
(台詞数: 42)