更なる高みへ2人で一緒に
BGM
Snow White
脚本家
毛利
投稿日時
2015-10-10 21:20:37

脚本家コメント
1つ前のドラマの続きとなっています。ご覧頂いていなくても、楽しめる内容だとは思いますが……

デュエットライブ終了後の2人の様子です。ここまできたら、これを書かないと私自身スッキリしなかったので……
記念ドラマのその後という事で、少し甘い雰囲気を出す事に挑戦してみたのですが……やはりそう上手くいきませんね(汗)

千早が歌を磨いているのなら、私もこれから色んなジャンルが書けるように、実力を磨いていこうと思います!

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如月千早
(ライブも終わり、私はプロデューサーと共に帰路に着く)
如月千早
P「いや~……ライブ、大成功だったな!」
如月千早
えぇ。まだ、ライブの余韻が残っている感じです
如月千早
P「うんうん。心に残るいいライブになって良かったよ!」
如月千早
…………あの、プロデューサー?
如月千早
P「何だいちーちゃん?」
如月千早
……ありがとうございます
如月千早
P「……あ、あれ?いつもみたいに『ちーちゃんって呼ばないでください』って言うのは……」
如月千早
このような、素敵なライブを企画して頂いて……本当に感謝しています
如月千早
P「……企画してくれたのは、あちらのプロデューサーさんだけどね」
如月千早
今回だけではありません。今までの事も全部……本当は感謝してもしきれません
如月千早
……プロデューサー、覚えていますか?私が初めて、あなたに歌を披露した時の事を……
如月千早
P「………………」
如月千早
私はハッキリと覚えています。あの時言われた言葉、一言一句忘れはしません
如月千早
『キミの歌はとても上手いよ。……でも“それだけ”だね』
如月千早
衝撃的でした。あの時は、まるで私の歌を全否定されたような……そんな気持ちでした
如月千早
そこでムキになった私が「私の歌に何が足りないって言うんですか!?」と聞いた時に……
如月千早
P「……全部」
如月千早
!?
如月千早
P「『全部。歌以外の全部が足りない』……だったか?」
如月千早
……覚えていらしたんですね
如月千早
P「まぁね」
如月千早
でも、その時の私は意味が分からず……プロデューサーの意に背いてばかりで……
如月千早
P「あぁ、あの時は大変だったなぁ。ボーカルレッスン以外は真面目に取り組まない」
如月千早
P「歌の仕事以外は嫌がって、こっちの予定をことごとく狂わせてくれたっけ?」
如月千早
うぅ……
如月千早
P「でも、千早は自分に足りない物に気付いて、変わってくれたじゃないか」
如月千早
……私が変われたのは、あなたのおかげです
如月千早
プロデューサーに出会って……色んな感情を知ったからこそ、私は変われたんです
如月千早
プロデューサー、本当にありがとうございます。そして……
如月千早
これからも、よろしくお願いします
如月千早
P「はっはっ、何を言っている!俺はいつでもちーちゃん一筋さ!」
如月千早
…………今日だけ
如月千早
P「?」
如月千早
今日だけは……ちーちゃんと呼ぶ事を許します
如月千早
P「!?」
如月千早
P「……ちーちゃん♪」
如月千早
何ですか?
如月千早
P「呼んでみただけ~♪」
如月千早
もう……ふふっ♪
如月千早
………………
如月千早
(プロデューサー?以前、私に言ってくれた事、覚えていますか?)
如月千早
(「どうして、こんな私を見捨てなかったのですか?」と聞いた時、プロデューサーは……)
如月千早
『千早の歌声は、いつか世界中に届く。俺はそう信じてるからさ』
如月千早
(って、言ってくれましたよね?)
如月千早
(私の歌声が世界中に響く時……それがいつになるかは分かりませんが……)
如月千早
(あなたと一緒なら、いつか本当に叶うと思ってます)
如月千早
(あなたといる事で、私はどこまでも羽ばたいて行ける。更なる高みを目指せる)
如月千早
(私の夢……そして、あなたの夢を……)
如月千早
(いつか一緒に叶えましょうね、プロデューサー?)

(台詞数: 50)