七尾百合子
(私達はイタリアでのライブ以降、勢いに乗って、快進撃を続けました!)
七尾百合子
(具体的に言えば、どの都市の会場も満員御礼。数え切れないファンのみなさん声援を受け、)
七尾百合子
(収益も推定の倍以上!スポンサーの方々も、すごく嬉しそうにしてました!)
七尾百合子
(そして、ついに今日この日。私達は最後の都市、ニューヨークでのライブを迎えました。)
七尾百合子
(そう!今日ようやく、あの子が帰ってきたんです!)
矢吹可奈
みなさーん!!!お元気ですかー!私達は、元気いっぱいですよー!
北沢志保
元気を出しすぎて、空回りしないでよね、可奈。
矢吹可奈
わかってるよ!私、もう一度みんなと歌いたかった。それがようやく現実になったんだ。だから…。
矢吹可奈
今日は全力で、今の私の全部を出していくから!今日の可奈は、パーフェクトかな~!
七尾百合子
可奈。私もみんなも同じ気持ちだよ。みんなでこの日を迎えられたのが、私はすごく嬉しい。
七尾百合子
みんなが自分を信じて前に進んできたから、今日私達はここにいるんだ。
七尾百合子
こんな素敵な風景、小説の中だって見られないよ!私達の物語が、ついに実を結んだんだよ!
北沢志保
…百合子さん、随分とリーダーらしくなりましたね。
北沢志保
このツアー、不安がなかった…と言えば嘘になります。初めてのことで溢れていましたから。
北沢志保
それでも、今日を迎えられたのは、私も素直に嬉しいです。皆さん、ありがとう…ございました。
七尾百合子
志保。私がここまで成長できたのは、志保やみんながいてこそのものだよ。
七尾百合子
みんながいなかったら…きっと私はここまで歩いてこられなかった。
七尾百合子
ずっと、立ち止まり続けてばかりだったと思う…。勇者は独りじゃ…強くなれないから。
七尾百合子
このパーティだからこそ、過ごせる時間、見られる景色があるんだ。それが「今」なんだよ。
北沢志保
ふふっ。すっかり勇者気分ですね。…まあ、悪くない心地ですけど。
七尾百合子
さっき志保は、「今までありがとう」って言ったけど、今日は「終わり」なんかじゃない。
七尾百合子
これから「始まる」んだよ。まだ見ぬ未来への冒険が。私達の物語は、まだまだこれから!
七尾百合子
だから、お礼なら全部が終わった時までとっておいてね?ふふっ、なんてね!
北沢志保
全部が終わった時…ですか。それこそ、アイドルを引退する時…ですかね。
北沢志保
じゃあ、私はアイドルから身を引くまで、今後一切百合子さんにはお礼は言いませんから。
七尾百合子
そういう意味じゃなくて!もー!また志保が意地悪してくる…。
北沢志保
冗談です。皆の肩の力を抜いておこうかと思って。気負いすぎも、良くありませんから。
七尾百合子
ああ言えばこう言う…。もう、またみんなに秘蔵写真を送り付けちゃうよ?
七尾百合子
今度はそうだね…。志保の入浴シーンか何かにでもしようかな?うふふっ…。
北沢志保
…本当に最低なリーダーですね。信じた私が愚かでした。というか、もはや犯罪ですよね?
七尾百合子
冗談だよ…。私だって善悪の区別くらいつくから。これでお相子だからね?
北沢志保
目が本気でしたけど…。はあ、まったく…。ふっかけるんじゃなかったです…。
矢吹可奈
2人とも!そろそろ本番始まるよー!一緒に行こう!
七尾百合子
そうだね!さあ、志保も一緒に!
北沢志保
…はいはい、わかりましたよ。今日のライブ、きっと成功させましょうね。
七尾百合子
(私達の物語は、きっとこれからも続いていく。私達がアイドルを続けていく限り。)
七尾百合子
(たとえ、暗闇に光を見失ったとしても、諦めない限り、道はそこにあるんだ。)
七尾百合子
(希望に彩られた、「人生」という名の道が。私はこれからもこの道を歩いていく。)
七尾百合子
(綴っていこう!この世界を彩る、最高の物語を!最高のステージを!)
七尾百合子
…みなさーん!今日は私達のために集まってくださり、本当にありがとうございまーす!
七尾百合子
私達、今日という日を夢見て、みんなで頑張ってきました!
七尾百合子
太陽のように、熱く眩しく光り輝く私達のステージを楽しんでいってくださいね!
七尾百合子
会場のみなさんも、この空の向こうの世界中のファンのみなさんも!
七尾百合子
みんなまとめて、私達が魅了しちゃいます♪うふふっ!
七尾百合子
…時間ですね。それじゃあ、みんな!…運命の1日を始めましょう…!
七尾百合子
…「創造は始まりの風を連れて」!
(台詞数: 46)