七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
百瀬莉緒
小鳥さん、誕生日おめでとう。
音無小鳥
ありがとう、莉緒さん。
七尾百合子
今回の謎はこちら!
七尾百合子
ばばん!
七尾百合子
お祝いに隠された純情な駆け引きを探れ!
百瀬莉緒
小鳥さん、今日は何を飲む?姉さんたちも楽しみにしてるのよ。
音無小鳥
あ、そのことなんだけど……明日でもいいかしら?
七尾百合子
今日は9月9日
七尾百合子
そう!765プロの最終兵器事務員!音無小鳥さんの誕生日です!
七尾百合子
朝、小鳥さんが事務所に顔を出すとそこには事務所の仲間が勢ぞろい!
七尾百合子
せーのっ、でおめでとう!の言葉を贈ると、代表して3人が小鳥さんをお祝いしました。
七尾百合子
エミリーちゃんは抹茶をプレゼントし、
七尾百合子
桃子ちゃんは労いの言葉を贈り、
七尾百合子
そして、海美さんはいつものお返しにお手伝いをかって出ました。
七尾百合子
しかし、既にこの時には、犯人との駆け引きがひそかに始まっていたのです。
七尾百合子
でれでれで～ん!
百瀬莉緒
別に大丈夫だけど……このあとならOKって言ってたじゃない。
音無小鳥
ごめんね、どうしても外せない用事が入っちゃって。
七尾百合子
それでは犯人、仮にPとしますが、Pはどんな駆け引きをしていたのでしょうか。
七尾百合子
そのヒントはPが小鳥さんに贈ったプレゼントにありました。
七尾百合子
Pが小鳥さんに贈ったもの、それは『高級エステのチケット』でした。
七尾百合子
ワトソン諸君は疑問に思いませんでしたか?ただの同僚に贈るには高価すぎるプレゼントに。
七尾百合子
風花さんにはぬいぐるみ、真さんにはクッション、可憐さんにはリップグロス……
七尾百合子
どう考えてもバランスがとれていません!
七尾百合子
つまり、Pは誕生日以上のものを贈っているということ。これから導き出される答えは……
七尾百合子
そう!Pは小鳥さんを口説くつもりだったのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!
百瀬莉緒
ま、まさか、小鳥さん……今日の飲み会をキャンセルしたのも!?
音無小鳥
ピヨッ!?
七尾百合子
きっとエミリーちゃんたちもPの企みを事前に聞いて、プレゼントを派手にしなかったのでしょう。
七尾百合子
そんなPの甘酸っぱい思いを知らず、小鳥さんは屋上へ呼び出されます。
七尾百合子
プレゼントをもらった小鳥さんは『幸せを掴んで見せる』といいました。
七尾百合子
その言葉を聞いてPは何を思ったのでしょう。
七尾百合子
それはアイドルの誕生日の夜空にいつも浮かぶ満月だけが知っています……。
百瀬莉緒
小鳥さん、いつの間にそんなモテモテに……!
音無小鳥
え、ええ～!?し、知りませんよぉ!
七尾百合子
ここに動かぬ証拠が。
七尾百合子
この後、小鳥さんはPとの約束があります!
百瀬莉緒
なんとぉ!
音無小鳥
ち、違います!いえ、違わなくないんですけど。
百瀬莉緒
あれでしょ?週に4回?ダブルベッド?なんでしょ?よく意味が分かんないけど!
七尾百合子
え、えーっ!
音無小鳥
ち、違います!新しい劇場を下見に行くだけです!
音無小鳥
だいたい高級エステのチケットをくれたのも来週合コンがあると知ってたからだって……
百瀬莉緒
プロデューサーくん、そんな余計なことを……
七尾百合子
小鳥さん……
音無小鳥
い、いいの!私はみんなの笑顔が見れれば嬉しいから!
七尾百合子
なんて健気な!名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続くっ!
(台詞数: 50)