ジュリア
ってなんだよいきなりそんな奇天烈な。
永吉昴
ふう……これは事のあらましを説明する必要がありげだな。
七尾百合子
昴さん昴さん、あんまり無理矢理に巻き込むのも良くないですよ。
永吉昴
いいや、こういう時にビシッと言わないと話が進まないから。
永吉昴
ビシッ!!!!
ジュリア
そんで?
永吉昴
へえへえジュリアさんにお願いがあって来たんでござんすよへこへこ。
ジュリア
分かったからその良くわからない謙ってる感じの言葉遣いやめていつも通り喋れよ。
永吉昴
धन्यवाद। त्यसो। तपाईं रोबोट प्रतियोगिता चिन्
ジュリア
いつもの言葉遣いそんな感じだっけ。
永吉昴
そもそもロボカップって知ってる?
ジュリア
は? 良くわからないけど、時々テレビでやってるロボットつくってなんか戦わせるやつだろ?
ジュリア
それがどうしたんだ?
永吉昴
おお! 知ってるなら話が早い! オレの次に!
ジュリア
さっきから昴のせいで会話のテンポが滅茶苦茶遅れてるけどな。
七尾百合子
近々その大会があるらしくて、昴さんがそれに出たいそうなんです。
ジュリア
またバカ昴のバカが出てきたのか?
永吉昴
テレビでその様子を観て影響されたんだ。
ジュリア
バカの割に客観的だな。
永吉昴
そこで我が765プロRobotCreation部も出場したいと思ったんだ!
ジュリア
なんだよその初耳の部活は!! 誰が所属するんだそんな団体。
永吉昴
オレと百合子の他はロコ、茜、杏奈、etc……
ジュリア
嘘か真か分からないけどギリギリうっかり信じちゃいそうなラインナップ。
七尾百合子
部長は千早さんです。
ジュリア
嘘つけ! あいつMP3プレーヤーもロボットだと思ってるんだぞ!
永吉昴
そこで我がRoboticsDesign部も着々とロボット製作を続けていたのだが……
ジュリア
いたのだが……?
永吉昴
出来なかった。
ジュリア
照れんな。
七尾百合子
そこでジュリアさんにご助力願えればと。
ジュリア
いや、なんでそれであたしの所に来るんだよ。何も出来ないけど。
ジュリア
っていうかその話あとでも良い? 今見ての通り出番前で思いっきり舞台袖だし。
永吉昴
ジュリアの緊張を解すのも兼ねてるから、織り込み済みだから。
ジュリア
そうやってちょっと良心につけ込むの良くないぞ。
ジュリア
ほんとお前好感度踏み止まるの上手いよな。
永吉昴
後焦ってる時ってあわよくば、うっかりOKしてくれそうじゃん?
ジュリア
あわよくば狙うなら包み隠さない?
七尾百合子
お願いします! ジュリアさんにしか頼めないんです!
ジュリア
いやだから、そういう系の話であたしに何が出来るんだよ。というか何をさせるつもりなんだよ。
七尾百合子
……
七尾百合子
お願いします! ジュリアさんにしか頼めないんです!
ジュリア
うわそこ伏せられるんだ。怖い。
七尾百合子
というかジュリアさんくらいしかこんな事うっかりOKしそうな人がいないんです!
ジュリア
そこ伏せないんだ。
永吉昴
もうホントに簡単な事だから! オレ達の言うがままにしておくだけだから!
ジュリア
だから何をさせるつもりなんだよ! そこさえ聞けば万が一うっかりOKするかもしれないけど!
七尾百合子
どうしましょう昴さん。中々うっかりしませんよ?
永吉昴
大丈夫大丈夫! ジュリアはなんだかんだ言って押しに弱いから、ずっと言ってれば折れる!
ジュリア
だからそれは何なんだよ。何か知らないけどな!
ジュリア
絶対にそんな良くわからないことはしないからな!!!!!!
(台詞数: 50)