七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
福田のり子
海美!誕生日おめでとっ!
高坂海美
ありがとー☆のりさん!
七尾百合子
今回の謎はこちら!
七尾百合子
ばばん!
七尾百合子
プレゼントの裏で進行する陰湿な作戦を暴け!
福田のり子
これ、アタシからのプレゼントなんだけど
高坂海美
わっ!ありがとー!何かな何かな!
七尾百合子
今日は8月10日
七尾百合子
そう!高坂海美さんの誕生日です!
七尾百合子
朝、海美さんが事務所に顔を出すとそこには事務所の仲間が勢ぞろい!
七尾百合子
せーのっでおめでとう!の言葉を贈ると、代表して3人が海美さんをお祝いしました。
七尾百合子
響さんはガラスのネックレスを、
七尾百合子
朋花さんは感謝と励ましの言葉を
七尾百合子
そして、莉緒さんはお勧めのコスメセットを贈りました。
七尾百合子
しかし、楽し気なパーティーの裏で海美さんを裏切る恐ろしい計画の準備が進んでいたのです。
七尾百合子
でれでれで～ん!
高坂海美
うわっ!可愛いヘアアクセ!こんなの私に似合うかなぁ……
福田のり子
似合うと思ったから買ってきたんだって!ほら、着けてみなよ!
七尾百合子
それでは、その謎の計画とは一体何なのでしょう。
七尾百合子
その答えは犯人、ここでは仮にPとしますが、Pの行動に隠されていました。
七尾百合子
Pは夜に海美さんを呼び出し、プレゼントを贈りました。それは音楽プレーヤーです。
七尾百合子
一方、事務所の三人は何を贈ったでしょうか。
七尾百合子
ガラスのネックレス、これからも引っ張ってくださいねの言葉、そしてコスメセット。
七尾百合子
そう、これらはすべて女子力に関するものなのです。
七尾百合子
朋花さんの言葉は関係なさそうですが、一流OLの言葉と考えれば女子力があふれ出てきます。
七尾百合子
海美さんが女子力を欲しているのは周知の事実。しかしPは女子力と関係ないものを選んでいます。
七尾百合子
つまり、Pは海美さんに女子力に関するものをプレゼントしたくなかった。それはなぜでしょう。
七尾百合子
ここで名探偵七尾百合子の推理の鉄則!その6!想像は現実を越えて!
七尾百合子
海美さんに女子力を与えないとどうなるでしょう?どうもなりません。そう、現状維持です。
七尾百合子
つまり、Pは海美さんに今の状態から変わって欲しくなかったのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!
高坂海美
ど、どうかな……?
福田のり子
うん、アタシの目に狂いはなかったよ……
七尾百合子
そんなPの邪悪な想いも知らず、海美さんは音楽プレーヤーを受け取ります。
七尾百合子
きっとプレーヤーには女子力を上げさせない、なんかすごい音楽が入っていたに違いありません。
七尾百合子
そうとも知らずにはしゃぐ海美さんをPはどのような思いで見つめていたのでしょう。
七尾百合子
それは誕生日の夜空にいつも浮かぶ満月だけが知っています……。
高坂海美
ねぇねぇねぇ、このヘアアクセどうかな?ゆりりん!
七尾百合子
え、どうかなって……可愛いですよ。
高坂海美
ホント!ふわふわしてあんまり付けたことがないタイプだからさ
福田のり子
プロデューサーからプレーヤーにはゆったりした音楽も入れたって聞いてたんだ。
福田のり子
だから、それに合うものを選んだの。きっとダンスにも合うと思うよ。
七尾百合子
あ、あれ?じゃあ、プレーヤーも女子力が……!?
高坂海美
……?どったの、ゆりりん?
七尾百合子
くっ!名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続くっ!
高坂海美
そうだ!このヘアアクセ、たくさんつけたらもっと女子力上がらないかな?
福田のり子
……
福田のり子
……上がらないかなー。
(台詞数: 50)