七尾百合子
痛い。
七尾百合子
とても痛い。
七尾百合子
身体も心も、全てが痛い。
七尾百合子
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
七尾百合子
イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
七尾百合子
……誰しも持つあらゆる痛み。それはとても様々だ。
七尾百合子
よく言われるのが、身体の痛み。出血、頭、骨折、傷…聞くだけでも僅かにズキズキ感じる。
七尾百合子
しかしそれは、応急処置さえ施せば、問題はない。しかし…
七尾百合子
心の痛みはまた別だ。
七尾百合子
誰かに言われ、何かに失敗し、哀しみ、嫌な事があった時、胸が熱くなり、痛みと化す。
七尾百合子
まるでそれは心臓に茨の棘が絡まり、固定されるかのように。
七尾百合子
身体よりも心が、精神が痛んでしまうと、回復するには時間の問題。
七尾百合子
一度遭った嫌な事は、思い出すだけで痛みが増してくる。逃れられぬ苦痛だ。
七尾百合子
時には限度を超えた時、逃れるために自暴自棄となり、相手を傷つけてしまう事も…
七尾百合子
自然にとって痛みとは、一度受けた時、永遠に保存されてしまうのだ。
七尾百合子
自分のせいでできた痛みもあれば、相手によってできた痛みもある。
七尾百合子
災害による痛み、口論による痛み、失った時の痛み…
七尾百合子
………………ここまで言うだけでも私も痛む。恐ろしい。
七尾百合子
…え?こんな痛々しい文章をよくここまで書けたって?
七尾百合子
な、なんででしょうね?あははは…はぁ。
(台詞数: 20)