七尾百合子
わあ…綺麗。
高木社長
綺麗かろう?
高木社長
百合子、改めてバースデーライブお疲れさん。大変な一日やったね。
七尾百合子
いえいえ!プロデューサーさんと一緒ならたとえ火の中水の中、どこにいたって平気です!!
高木社長
ははっ、そいつは頼もしいな。
七尾百合子
プロデューサーさんも『凄腕プロデューサー』への昇進おめでとうございます!
高木社長
おう、ありがとう。
七尾百合子
プロデュース活動を開始してから1357日目にしての快挙達成ですね。
高木社長
もうそげんなるったい…というか、日数数えとったと?
七尾百合子
そりゃあそうですよ。プロデューサーさんは私をスカウトしてくれた恩師なんですから!
高木社長
恩師かあ、なんか照れくさいな。
七尾百合子
・・・私、今日で15歳なんですよね。
高木社長
『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』の15歳やな。
七尾百合子
とってもいい歌ですよね!私、大好きです!
七尾百合子
その歌にもあるように今の私にも悩みの種はあるし、それなりに辛いこともあります。
七尾百合子
でも、社会人って今の何倍も辛いことや苦しいこと、悲しいことがあるんですよね?
高木社長
そうやね。職場での叱責や常につきまとう大人としての責任、近親者との死別…枚挙に暇がない。
高木社長
でも、その裏にある喜びも大きいぞ。
高木社長
さっきの例でいえば、部下や後輩の成長、責任を伴った上での「自由」、子どもや孫の誕生かな。
高木社長
「社会」というものは多分百合子が思っとるほど恐いものやないと俺は思うばい。
七尾百合子
喜びも哀しみも私たちに合わせてステップアップしていくんですね。
高木社長
まあ、そんなとこやろねえ。
七尾百合子
私、「アイドルになりたい!」って両親を説得したとき父に言われたことがあって…
高木社長
何て言われたと?
七尾百合子
『早く“ユートピア”を作って俺に見せてくれ』って。
高木社長
ユートピア?
七尾百合子
はい!『心の傷ついた人がすぐ笑顔を取り戻せる…そんな世の中にする為にアイドルになるんだ!』
七尾百合子
…って私が言ったら、父はそれを「ユートピア」(理想郷)と表現したんです。
高木社長
なるほど。
七尾百合子
私、果たして本当に父の言う「ユートピア」を作れるんですかね?
高木社長
百合子があきらめない限り大丈夫さ。俺も精一杯サポートするけんね。
七尾百合子
ありがとうございます、プロデューサーさん。その言葉を聞いて安心しました。
高木社長
こちらこそ。お互い切磋琢磨して成長していこうや。
七尾百合子
はい!
高木社長
誕生日おめでとう。そしてこれからもよろしく。
七尾百合子
はい、こちらこそよろしくお願いします!
(台詞数: 36)