七尾百合子
小鳥さーん、これここでいいんですよねー?
音無小鳥
ええ、それと…そこの箱の資料はそっちの棚にお願い。
七尾百合子
はーい、よい…しょっと。
音無小鳥
ごめんなさいね、誕生日だっていうのに…。
七尾百合子
いえ、アイドルのみんなのためですから!
音無小鳥
そう言ってくれると助かるわ。そうだ、おはぎ買っておいたからお茶いれるわね。
七尾百合子
え?ほんとですか!?
音無小鳥
ええ、そのくらいはないと可哀想でしょ。
七尾百合子
やったー、じゃあこれだけ片しちゃいますね。
音無小鳥
ええ、お願いね。
七尾百合子
これでよし、っと…。
音無小鳥
お疲れ様、はいお茶どうぞ。
七尾百合子
いただきます。はぁ〜…あったかいお茶は落ち着きますねぇ…。
音無小鳥
ふふ、喜んでくれたなら嬉しいわ。
音無小鳥
それにしても、板についてきたわねぇ。
七尾百合子
ふぁひがでふか?
音無小鳥
ああもう、口に入れたまま喋らないの。
七尾百合子
んくっ…ふぅ、てへへ…つい……。それで、何がですか?
音無小鳥
百合子ちゃんの事務員姿。もう一年になるのね…。
七尾百合子
そ、そうですか…?ありがとうございます。
音無小鳥
それにしても…まだ19歳でしょ?まだまだやれると思うんだけどなぁ…。
七尾百合子
小鳥さん、いいんです。
七尾百合子
もちろんステージの上でキラキラしたり、ドラマや映画に出たり…、
七尾百合子
そういうのに全く未練がないとは言いませんが…。
音無小鳥
…………。
七尾百合子
けど、いいんです。事務所でみんなを支えて、みんなの輝く姿が見れれば…いいんです…。
音無小鳥
……そうね。
七尾百合子
そ、それに……事務員なら…。
音無小鳥
あら、事務員なら……何かしら?
七尾百合子
てへ…。
音無小鳥
何よもったいぶって、教えてちょうだ…い……。
音無小鳥
ゆ、ゆゆゆ百合子ちゃん…!?そ、その指…ど、どうしたの!?
七尾百合子
小鳥さん、お先、失礼しますね。
音無小鳥
そ、そん…な……。
七尾百合子
ごちそうさまでした!よし、じゃあライブに向けての資料整理、再開しますね!
音無小鳥
お、お願い……がくっ…。
(台詞数: 36)