高坂海美
♪まつばーらーとおくーきーゆーるーところー(←ストレッチ中)
七尾百合子
・・・。(←読書中)
高坂海美
♪しらほーのーかーげーはうーかぶー…っと
七尾百合子
…海美さん、さっきから何を歌ってるんですか?
高坂海美
これ?文部省唱歌の「海」って歌だよ!
七尾百合子
いいですね!私も唱歌が大好きなんですよ!
高坂海美
へえー、ゆりりんもいい趣味持ってるじゃん!
七尾百合子
歌詞に情緒があっていいですよね。
七尾百合子
ですけど、その「海」って曲を聴くのは初めてで歌詞の意味がちょっと分からなくて…。
高坂海美
ああ、一度聴いただけじゃ分かんないもんねー。
高坂海美
「海」は二番まであって、まず一番の歌詞は…
高坂海美
「松原遠く消ゆるところ白帆の影は浮かぶ …
高坂海美
干し網浜に高くして鴎(かもめ)は低く波に飛ぶ 見よ昼の海 見よ昼の海」
七尾百合子
へえ、どんな意味なんですか?
高坂海美
あとで解説するね! 続いて二番の歌詞が…
高坂海美
「島山闇に著(しる)きあたり漁火(いさりび)光淡し…
高坂海美
寄る波岸に緩くして浦風軽(かろ)く砂(いさご)吹く 見よ夜の海 見よ夜の海」
七尾百合子
なんだかロマンチックな歌詞ですね!
高坂海美
意味分かるの?
七尾百合子
はい!…といっても何となくですけど。
高坂海美
でもすごいよ!唱歌の大半は風景や景色を歌ったものだから、想像力が大事なんだよねー。
高坂海美
この「海」もその一つ。一番は昼の海の様子を、そして二番は夜の海の様子を歌っているんだよ。
高坂海美
まず一番。イメージとしては大きな松原が広がっている海辺の光景かな。
高坂海美
そのどこまでも続く松原の向こうに帆船の白い帆が浮かんでいるんだ。
高坂海美
砂浜には漁網が干してあって、鴎が水面すれすれのところを飛んでいる…そんなところかな。
七尾百合子
なるほど、のどかな漁村の風景がイメージできました!
高坂海美
ゆりりん流石!伊達に本を読んでないね!
七尾百合子
ありがとうございます♪想像力を鍛えるためにいつも本を読んでいるんですよ!
高坂海美
そうなんだ!…それじゃあ、二番の解説にいくね!(続く)
(台詞数: 29)