七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
七尾百合子
今回の謎はこちら!
七尾百合子
ばばん!!
七尾百合子
書き換えられたプロフィールの謎を解け!!
木下ひなた
百合子さんはホント楽しそうだねぇ。
高山紗代子
わざわざ自分の口で「ばばん!!」って言うぐらいにね。
七尾百合子
さて、ワトソン諸君は先月末に発売されたあの雑誌を買いましたか?
七尾百合子
そう!私たち765プロの魅力がぎっしりと詰まったミリオンライブマガジンです!
高山紗代子
私たちだけの雑誌ができるなんてびっくりだけど、嬉しいよね。
木下ひなた
ホントだべさ。あたしもつい、ばあちゃん家に届くように予約してしまったもの。
七尾百合子
気になる中身については、ワトソン諸君は既にご存知のことでしょう。
七尾百合子
私たちの楽曲紹介やこれまでのライブレポ、さらには全員のプロフィールも細かに掲載!
七尾百合子
これだけでもすごいのに、スペシャルショットや書き下ろしのマンガまで載っています。
七尾百合子
まさにこれは765プロのEQMMと言っても過言ではありません!!
木下ひなた
い、いーきゅーえむえむ……って何だい?新しい肥料かい?
七尾百合子
ただ、ミリオンライブマガジンは素晴らしい雑誌ですが、残念ながら誤植もありました。
七尾百合子
その一つがひなたちゃんのプロフィールが未来のものになっていたことです。
木下ひなた
うう……。
七尾百合子
しかし、ひと文字ふた文字の誤字ならまだしも丸ごと間違えることなんてあるでしょうか?
七尾百合子
これは謎です!ミステリーです!!何者かの陰謀が隠れているに違いありません!!!
高山紗代子
そ、そうかなぁ?
七尾百合子
名探偵の『究極の洞察力(アルティメット・インサイト)』が示すこの謎を仕組んだ犯人は……!
七尾百合子
最後に校正した人間です!!
七尾百合子
この雑誌を最後に校正したのは私たちの事務所の人間です。ここでは仮にPとしましょう。
七尾百合子
Pはなぜこのような謎を引き起こしたのでしょう。うっかりミス?いいえ、違います!
七尾百合子
なぜなら差し替えられたのが1ページ前の志保のものではなく背格好の似た未来のものだからです!
七尾百合子
これは、謎が計画的に仕組まれたことを示しています!
七尾百合子
しかし、そこまでしてひなたちゃんのプロフィールを隠したい理由とはなんでしょう。
木下ひなた
……あたし、ちょっこしとろいから嫌われてんのかねぇ。
七尾百合子
ひなたちゃんが嫌いであれば落丁させれば済むこと。しかし、実際にはページは残っています。
七尾百合子
つまり、ひなたちゃんのプロフィールを隠すこと自体が重要だということ。つまりPの目的は……!
七尾百合子
ひなたちゃんのプロフィールを自分だけのものにすることだったのです!
七尾百合子
じゃじゃじゃじゃーん!!
木下ひなた
ええ、あ、あたしのプロフィールをかい?
七尾百合子
765プロの五大天使の一角であるひなたちゃんを独占したい気持ち……分かります。
七尾百合子
しかし、私たちはアイドル!ファンのために日夜レッスンに励んでいるのです。
七尾百合子
それを卑しい独占欲でプロフィールを書き換えるなんて、許されません……!
七尾百合子
ぜひPには謝罪とともに、次号がひなたちゃん特集になるように努力してもらいたいものです。
高山紗代子
……百合子、推理は終わりでいいかな?
七尾百合子
はい……悲しい事件でしたね。
高山紗代子
それじゃあ、このHPを見て欲しいんだけど。
木下ひなた
あ、間違いでしたって書いてあるねぇ。あたしのプロフィールも載ってるよぉ。
七尾百合子
あ、あれ?
高山紗代子
だいたい、ひなたちゃんのプロフィールは事務所のHPに載っているんだから隠しても無駄でしょ?
七尾百合子
う、うう……推理の穴を突かれた。
木下ひなた
でも、そのPさんって人があたしのことをそんなに好いてくれてんだったら、嬉しいなぁ!
七尾百合子
(て、天使がいる!!)
七尾百合子
はっ!!
七尾百合子
め、名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続く!
(台詞数: 50)