水瀬伊織
今自分のいる部屋の上に誰かいる…足音もしている!その日は眠れなかったそうよ…
如月千早
朝までなんて…相当恐怖だったのね…家族はどうしたのかしら?
水瀬伊織
家族も驚いていたわ。まだ上に居るんでしょ…!どうしようかね…でも警察に言うにも…
水瀬伊織
なんて言えばいいんだろうね…本当に居るか分からないし…結局話は纏まらなかったわ…
如月千早
確かに被害は無いし関係者かもしれないからね…困ったものね…
水瀬伊織
それからも奴は来たわ!毎回非常階段からね。ある日は普通に玄関の鍵を開けていたわ…
水瀬伊織
もう2階に居たみたいでガチャ!鍵が開いた!と思ったら入っていく音がしない?そして…
水瀬伊織
Pが玄関の覗き穴を覗こうとしたら…勢いよく階段を降りてきて全く見れなかったわ!
水瀬伊織
そしたら…また非常階段を昇る音が!何故玄関から入らないのか不思議な日だったわ…
如月千早
わざわざ玄関を開けてから非常階段に行き外から入るなんて気味悪いわね。
水瀬伊織
ある日は非常階段の所でガサガサ!何かしていたわ…そして昇り部屋に入った…と思った瞬間!
水瀬伊織
ガターン!何か重い物を落とした音が周りに響いたわ!なんだ今の音!?そして少し後に…ウイ〜ン
水瀬伊織
機械の音が聞こえて来たわ!何か使って居るのか?その日は機械の音が響いていたわ…
如月千早
まさかわざわざ重い物を担いで昇ったのかしら?そこまでするなんて何故…
水瀬伊織
それからも色々あり母が周りの人に話たら団地の会長さんが市役所に聞いてくれたの…
水瀬伊織
夫婦は何人で住むと言っていたのか?子供が来ると言っていたか?色々聞いてくれたわ…だけど
水瀬伊織
市役所はいや…夫婦は二人だけだと言ってましたよ?今も入院してるから家には行けんが貸りておく
水瀬伊織
そう言っていたそうよ…結局誰が2階に居るんだ?分からないままだったわ…ある日
水瀬伊織
近所の子供が2階にボールを入れてしまったの!その子は誰も住んでないし取りに行こう!
水瀬伊織
そう言って2階に非常階段から入ったそうよ…そしたらカーテンの隙間から中を覗いたらしいの…
水瀬伊織
中には何も無かったよ!荷物も何も無かった!弟が聞いて来てくれたわ…
如月千早
あら…最初の日に荷物が来てたんじゃ?いつの間に運んだのかしら…
水瀬伊織
じゃあ?あの機械音は…どんどん分からなくなって来たわ…後編に続きます。
(台詞数: 23)