委員地の平日
BGM
TOWN_RMX
脚本家
Կիշիրա
投稿日時
2017-01-13 19:28:54

脚本家コメント
【怪奇!タイトルからやらかす誤字の魔人!】
莉緒「……」
桃子「……まだ?」
莉緒「待って」
………………………………………
莉緒「今!!!!!!!!!」
桃子「」コンコン

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七尾百合子
で!?
高山紗代子
で?どうしたんだい唐突に。
七尾百合子
ですから、さっきまでの行動、実はなんか意味があるんでしょ?
高山紗代子
どうしてそう思うんだい?
七尾百合子
部長がやる事だからですよ。
高山紗代子
そうかい。でも別に特別な事はしてはいない。ただ風紀を正すものとして、
高山紗代子
学園中に目を光らせて練り歩いただけだよ。
七尾百合子
うーん、風紀を正すものとして……ですか。つまり。
七尾百合子
風紀委員長としての肩書が無いと出来ない事だったんですね!?
高山紗代子
なるほど、でもキョロキョロしながら歩き回るのなんて、誰でもなくても出来る。
七尾百合子
えーと、つまりそれ以外にやってた事と言えば……
七尾百合子
先生とか生徒とかとちょっと世間話しただけじゃないですか?やっぱりわかりません。
高山紗代子
君はいつもあと少しという所で諦めてしまうね。
七尾百合子
まあ、何か理由があったとして、やっぱり疑問なんですけれど。
七尾百合子
部長って、なんでこんな事するんですか?
高山紗代子
ふむ、……それは。
七尾百合子
言葉で伝えるのは難しい。ですか、でも以前部長が仰っていました。
七尾百合子
探偵とは推理をするシステムで、それ以外の何者でもない、と。
七尾百合子
こうも言ってました。自分の立つところを間違えてはいけないと。それなのに……
七尾百合子
部長は時折、それらに矛盾した事をするような……
高山紗代子
……
七尾百合子
……気がします。
高山紗代子
なるほど、確かにそうも言ったしそれは本当に私の意見だ。
高山紗代子
しかし、それでも尚私の行動が間違った物であるとは言わない。
七尾百合子
言わない?
高山紗代子
確かに探偵が探偵である為には、その領分を超えてはいけない。と、思う。
高山紗代子
だけどね、百合子君。私は人間でもあるんだよ。そしてどうしようもなく感傷的なタイプの人間だ。
高山紗代子
一日の内、半分が探偵で、もう半分が風紀委員長だとしたら、
高山紗代子
一日の内、全部が高山紗代子と言う人間だ。
七尾百合子
……一言で言うと?
高山紗代子
私は間違わないと言うことさ。
七尾百合子
はあ……。
高山紗代子
同じように、犯人なんて言う名前の生き物はいないんだ。
高山紗代子
私は間違えたくないし、間違う所も見たくはない。取り返しの付かない事だって、あるからね。
七尾百合子
……そういえば、部長はそう言う人でしたね。最初の事件の時だって。
七尾百合子
私も、間違えないようにしますね!部費の管理とか緻密にしますよ!
高山紗代子
自分の体調の管理さえ出来ないのにかい?
七尾百合子
うわまだ根に持ってる。先日はせっかく誘ってくれたのにすみませんでした。悪の風にやられて……
七尾百合子
ちなみに、部長は何をしてらしたんですか?
高山紗代子
君が来ないから代わりに瑞希君を連れて行ったよ。それはそれは楽しかったさ。
七尾百合子
それはそれで意外ですね。部長っていつも地道にさっきみたいな事してるのかと。
高山紗代子
……まさか。
高山紗代子
休日くらいはちゃんと休むさ。さ、お茶にしようか。
七尾百合子
あ、私淹れるの滅茶苦茶うまくなったので淹れます!
高山紗代子
お願いするよ。カップは3人分出してくれ。
七尾百合子
あれ?他に誰か来るんですか?
高山紗代子
ああ、約束があるんだ。そろそろ可愛らしいノックが聞こえてくるはずだ。
七尾百合子
え、ホントだ……足音。
高山紗代子
思ったより早い。きっとはしゃいでいるんだろう。さて、お茶を飲みながら全てを教えてあげよう。
高山紗代子
私は今日も私だったと言う事だ。

(台詞数: 50)