委員長とイリュージョン
BGM
TOWN_RMX
脚本家
Կիշիրա
投稿日時
2016-11-12 01:22:23

脚本家コメント
莉緒「あら、みんなコソコソしてどうしたの?」
海美「あ、なんか最近大所帯になってきたから」
可憐「プロデューサーに怪しまれて……」
亜利沙「身動きが取れなくなってきてるんですよね」
莉緒「なるほどね。まあいずれこうなるとは思ってたけど」
  「でもバレると面倒ね……早く手を打たないと……」

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高山紗代子
これは……
七尾百合子
本当に……
真壁瑞希
消えてるでしょう?だから言ったじゃないですか。
真壁瑞希
せっかく私がえっちらおっちら走って伝えに来たのに全然信じないんだもん。ぷんぷん。
高山紗代子
私は信じていたよ。瑞希君。
七尾百合子
あ、ずるいですよ!さっきと言ってること違うじゃないですか!
真壁瑞希
かなり大きな石像でした。まあ誰もそんな見てないし覚えてないと思いますけど確か大きかったです
高山紗代子
それで、これを何故私に伝えたんだい?
真壁瑞希
……分かってるくせに。好きでしょ?こう言うの。
高山紗代子
……君も分かってきたね。
七尾百合子
部長って瑞希さんにだけなんか違くないですか?
真壁瑞希
むふん、副部長ですから。あ、普段は自分の部活にいますけど。
七尾百合子
あ、当ててみせます!その服装からして音楽系の部活なのでは!?
高山紗代子
推理でもなんでもないじゃないか。
真壁瑞希
惜しい!たこ焼き部です。
七尾百合子
ニッチですよねこの学校。
高山紗代子
さて、百合子君はどうしていきなりあの大きな像が消えたんだと思う?
七尾百合子
え、いきなりクイズ形式に。ええとこう言う時は……
七尾百合子
やっぱり、あれだけの物がいきなり消えるってのはあり得ないと思うんです!
高山紗代子
続けて。
七尾百合子
ええと、だから、きっと私たちは犯人の思うつぼみたいな感じで。
七尾百合子
騙されてるだけだったりして……なんて。
真壁瑞希
騙す……なるほど。
高山紗代子
おや、マジック研究会としては何か思うところがあるのかい?
七尾百合子
マジック……?たこ焼き部って言うのは?
真壁瑞希
それは普通に嘘です。ただ、その考え方は正しいかもしれませんよ。
高山紗代子
たこ焼き部なんて非現実的な集いがあるわけ無いだろう?
七尾百合子
探偵部の現実的な要素を教えてください!と言いたいところをぐっと堪えて。
七尾百合子
だから、消えるはずの無い物は消えるはずが無くて、実は消えたと思わされてるだけなんです。
高山紗代子
不安げだね。つまりどういう事だい?
七尾百合子
ええと、つまり本当は消えてないけど、心理的に消えた様に見える……的な?
高山紗代子
……
七尾百合子
ごめんなさいこの前読んだ推理小説とまんまおんなじ事言いました。
高山紗代子
瑞希君、君が犯人だとしたら、どういうトリックを使う?
真壁瑞希
……そうですね。方法が無いわけじゃ無いですけど。
七尾百合子
あ、というか。さっきから気になってたんですけど、なんでこんなに静かなんですか?
七尾百合子
これ、正直事件みたいなものですし、もっと大きな騒ぎになるべきでは?
真壁瑞希
勿論、さっきまでは大騒ぎでしたけど。でも部長が来ましたし……
高山紗代子
瑞希君がいたからね。なんてことないよ。
七尾百合子
ねえ二人ともそのニコニコなんなんですか。あと一応聞いておきますけど……
七尾百合子
まさか瑞希さんが犯人って事はありませんよね。
真壁瑞希
ぎくぎくっ!
七尾百合子
え、本当にそうなんですか?パターン的に依頼した人が犯人かなーと思っただけなんですけど。
真壁瑞希
いいえ、冗談です。私も部長も、そんな悪質な事はそうそうしませんよ。
高山紗代子
二人とも、我らが亜利沙君から連絡が入ったのだけれど。川沿いの公園、知ってるかい?
七尾百合子
知ってますけど、どうしたんですか?迷子でもいました?
高山紗代子
珍しく鋭いね。その通り、我が学び舎の創始者の像がそこで待ってるらしい。
七尾百合子
ええ!めっちゃくちゃ遠いじゃないですか!
真壁瑞希
……!
高山紗代子
行こうか、きっと全てはそこにある。

(台詞数: 50)