七尾百合子
こんばんは、ワトソン諸君!
七尾百合子
七つのしっぽがある脳細胞を持つ女、名探偵七尾百合子です。
中谷育
桃子ちゃん!誕生日おめでとう!
周防桃子
ありがとう、育!
七尾百合子
今回の謎はこちら!
七尾百合子
ババン!
七尾百合子
秘密のプレゼントの謎を解け!
周防桃子
まったく、百合子さんの言い方じゃ全然驚き感が伝わらないよ。もっと感情をこめないと
中谷育
(あっ、口でババンって言うのはいいんだ……)
七尾百合子
今日は11月6日
七尾百合子
そう!我らが小さな大先輩、周防桃子ちゃんの誕生日です!
周防桃子
小さなは余計!
七尾百合子
バースデーライブには沢山のお兄ちゃんお姉ちゃんが駆け付け、おめでとうの嵐!
七尾百合子
事務所からは琴葉さん、麗花さん、そして小鳥さんがお祝いに駆け付けました。
中谷育
小鳥さん、いつも事務所で桃子ちゃんと遊んでくれてたもんね。
周防桃子
ふ、ふん、どっちかといったら私が遊んであげてたの……
七尾百合子
しかし、今回の謎はお祝いに来たメンバーに関するものではありません。
七尾百合子
謎はライブが終わったあと、しかも、人知れず発生していたのです!
七尾百合子
謎を作った犯人、そう仮にPとしましょう。Pはライブ後に桃子ちゃんへ花束を渡します。
七尾百合子
渡した花束は白いガーベラ。花言葉は「希望」
七尾百合子
才能溢れる桃子ちゃんにぴったりの花言葉を持つガーベラを貰い、桃子ちゃんは喜びました。
七尾百合子
そして、今回の謎はこの花束がキーとなっているのです。
中谷育
なんだろう?中にゆびわでも入ってたのかな?
周防桃子
そんなことないよ。花瓶に移したとき、花束には何も入ってなかったもの。
七尾百合子
Pが花束を渡したあと、Pは桃子ちゃんと一緒にあるものを買いに行きました。
七尾百合子
そう、花瓶です。
七尾百合子
なぜ、Pは花瓶を買ってこなかったのでしょうか。そこにはPのある思惑があったのです!
七尾百合子
デデデドン!
周防桃子
……
中谷育
まぁまぁ、桃子ちゃん
七尾百合子
ここで名探偵七尾百合子の推理の鉄則!その2!見えるものに惑わされるな!
七尾百合子
そう、花束は花束としてプレゼントするつもりではなかったのです!
中谷育
確かにそう考えると、かびんがなかったのも分かるかも!
七尾百合子
そして、Pの本当の狙いは……
七尾百合子
ガーベラを桃子ちゃんの髪飾りにする予定だったのです!
七尾百合子
ジャジャジャジャーン!!
中谷育
えええええ!
七尾百合子
ああ見えてロマンチストなPはガーベラを桃子ちゃんに挿し、愛の言葉を囁くつもりだったのです。
七尾百合子
しかし、それを知ってか知らずか、桃子ちゃんは花瓶を買いにPを誘いました。
七尾百合子
そう……謎は桃子ちゃん自身の手によって人知れず解決されていたのです!
中谷育
すごい!すごいよ!桃子ちゃん!
周防桃子
……百合子さん、これなんだと思う?
七尾百合子
え、花瓶だよね。一緒に買いに行ったんでしょ?
周防桃子
ううん、車に乗ったらプレゼントされたの。ちょっとしたサプライズだって。
七尾百合子
え?アレ?えーっと、じゃあ、私の推理は……
七尾百合子
め、名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎は
周防桃子
ダメ、百合子さん、誤魔化さないで。ちょっとここに座って。
周防桃子
だいたい何、あのSEは?ちょっと気が抜けてるんじゃない?それに推理の内容も(クドクド
中谷育
え、えーっと……あ、カンペ。え?私が読むの?
中谷育
名探偵七尾百合子!七つのしっぽの脳細胞に解けない謎はない!続く!
(台詞数: 50)