たまきと不思議な絵本の物語 34ページ
BGM
絵本
脚本家
れみす
投稿日時
2016-10-15 22:17:05

脚本家コメント
34ページ目「仲直り」
      ~たまき日記~
『ルリがシホールと仲良くなってたまき、とっても嬉しいぞ。それにしてもレイちゃんの言う通りの場所にクッションを置いといたら本当にルリが降ってきた!レイちゃんってすごいな。村にみんなの誤解も解けて仲良くなれたし、みんなでお祝いしないとね。……嘘。たまきの身体が透けてる!?お願い、たまきのステージが終わるまでもって…たまきの身体…。』
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七尾百合子
あああぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!
七尾百合子
(ボフン)ふにゃあ!!!
北沢志保
(シュタン)にゃ!まったく…レイったら無茶するんだから…。
七尾百合子
あれ…クッション?どうしてここに…
大神環
ルリー!(ブンブン)
七尾百合子
あ、たま…
北沢志保
環!こんなところにいたのね!(ぎゅーっ)
大神環
シホール…苦しいぞ…後、みんなが見てるからちょっと離れて…
北沢志保
みんな?………あ。
大神環
村人「女王…シホール…」
七尾百合子
大丈夫だよ。私達がついてるよ。
北沢志保
うん。あの…その…。
北沢志保
ごめんなさい! 村人「申し訳なかった!」
北沢志保
え?
大神環
「俺たち、ありもしない噂に流されてたようで…それを子ども達や環ちゃんに教えてもらったんだ」
大神環
「シホールちゃんは仲間を守ってただけなのに俺たちはなんてひどいことをしてしまったんだ…」
大神環
「謝って許されることじゃないのはわかってる…本当になんて詫びたら…」
北沢志保
………。
七尾百合子
ほら、シホールちゃん。
北沢志保
あの…私の方こそ子どもたちを勝手に連れて行ってごめんなさい。
七尾百合子
子ども達「シホールちゃんは悪くないよ。私達がお願いして連れて行ってもらったんだから」
大神環
「そのことも子ども達から聞いている。本当にすまなかった…」
七尾百合子
どうするの?シホールちゃん。
北沢志保
私は…私は…。
北沢志保
私は!もう一度あなた達と仲良くなりたい!お友達になりたい!
北沢志保
だから…私はあなた達のことを許します。だから…だから…
北沢志保
私のことも…許してください…。
大神環
「許すも何も悪いのはこっちだ。そんな俺たちを許してくれる君には感謝の気持ちでいっぱいだ。」
大神環
「これからは共に仲良く一緒に暮らしてくれないか?」
北沢志保
ほ、本当に?私、一緒にいてもいいの?
七尾百合子
子ども「やったね、シホールちゃん。これからまた一緒に遊べるね。」
北沢志保
うん…ありがとう…ありがとう…。
大神環
くふふ。村の人達との誤解も解けてよかったね。
大神環
よ~し、みんな!お願いした準備はできてる!?
大神環
「もちろんだ!環ちゃんの言う通り準備はできてるぞ!」
七尾百合子
何?何かやるの環ちゃん?
大神環
シホールが絶対に仲直りすると思って、その記念にみんなでお祝いしようってことにしたんだ。
大神環
くふふ♪たまきのスペシャルステージ。みんなにも見せてあげるね。
大神環
じゃあたまき、準備してくるから始まるまで待っててね。
七尾百合子
お祝いだって、シホールちゃん。
北沢志保
何だか恥ずかしいわ。でも、環のスペシャルステージ…楽しみだわ。
七尾百合子
それにしても……シホールちゃんって猫とのハーフだったんだね。
北沢志保
な、何よ。文句あるの?
七尾百合子
ううん。可愛いなって思ってね。
北沢志保
何よそれ…。でも、ありがとうね。
大神環
……よし、衣装にも着替えたし、後はステージが始まるまで……
大神環
(ポワァン…)あ…あれ?今、たまきの身体が透けたような…
大神環
(ポワァン…)もしかして…二人を助けたからたまき…元も世界に戻っちゃうの…?
大神環
………収まった?
大神環
お願い…みんなのお祝いが終わるまでもう少しだけもって…たまきの身体…。

(台詞数: 50)