七尾百合子
この単語…一つ一つを並べ替えても何か意味のあるものにはならなかった…
七尾百合子
もしかして一つの単語を並び替えるのではなく一つの単語の塊を並べ替えるのでは…
七尾百合子
それならこれをこうして…
七尾百合子
こうでもなくて……これでもなく…
七尾百合子
これをこうしたら……よし、できた。
七尾百合子
これ…右から順に読んでいけば文章として成り立つね。
七尾百合子
何々…
七尾百合子
何々…「わたしはにんげんにきらわれているでもともだちがほしい」
七尾百合子
これって…
北上麗花
さすがルリちゃんだね。その暗号も解いちゃうんだから。
七尾百合子
レイさ……レイちゃん!どうしてここに?
北上麗花
どうしてって…ルリちゃんのことがきになっちゃったからかな?
北上麗花
それに…ぎゅーってしてぷにぷにも味わいたかったし♪(ぎゅーっ)
七尾百合子
く、苦しい…
北上麗花
………。
北上麗花
………本当に…あなた達で良かった…。
七尾百合子
……レイちゃん?
北上麗花
あなた達から感じたこの温もりや優しさ…
北上麗花
想いやりの心が…私達の元へと導いてくれたのかな…
北上麗花
ねぇルリちゃん。私があの時に渡した羽…まだ持っていてくれたんだね…。
七尾百合子
……だってこれは…レイちゃんとの友達の証だもん。
北上麗花
そうだったね…でも、ありがとう…。
北上麗花
それじゃあ友達として…一つお願いをしてもいいかな?
北上麗花
薄々気付いているとは思うけど、あの暗号ってシホールちゃんが作ったものなんだよね…
北上麗花
あの子…本当は人間と仲良くしたいって思ってるの…。
北上麗花
でも…今までのことを思ったらそれを行動にすることが出来ないの。
北上麗花
だから…あの時私と友達になってくれたみたいにシホールちゃんとも友達になってほしいの。
北上麗花
そして…あの子の…閉じてしまった心の殻を解き放って欲しいの。
北上麗花
これが私のお願いなんだけど…お願いしてもいいかな?
七尾百合子
…大丈夫ですよ。シホールちゃんとは友達になるつもりです。
七尾百合子
友達になって…シホールちゃんを助けてみせます!
北上麗花
うん…ありがとう…ルリちゃん…(ふぁさぁ)
北上麗花
あの子のこと………よろしくね。
七尾百合子
(この先にシホールちゃんがいるんだ…。)
七尾百合子
(大丈夫…私ならできる…絶対に助けてあげるんだ…。)
七尾百合子
(ギィイイ)………。
七尾百合子
シホールちゃん…。
七尾百合子
シホール「………。」
七尾百合子
シホール「………だれ?」
(台詞数: 39)