七尾百合子
【今日は偶々お父さんとお母さんと同じ仕事場だったので、時間を見てプチ家族会議を始めた】
七尾百合子
【休憩室】ここはやっぱり、ドラマみたいなドキドキするような感じでいいのではないでしょうか?
七尾百合子
一希「あまりエスカレートしない程度なら問題ないか。…だがどうやって…」
七尾百合子
幾つか夫婦関連の小説本を既読してみましたが、どれもシンプルというか…
七尾百合子
うーん…いざ考えると難しいですね…どういった家族がいいか…
七尾百合子
文香「本などで真似るのではなく、自然の方が良いかと思われます…」
七尾百合子
文香「家族になって早4日…10代後半でここまで生活を共にするだけでも珍しい事でしょう…」
七尾百合子
…言われてみればそうですね。明日で平日が終わっちゃいますよね〜…
七尾百合子
一希「それに、家族で行動できるのは夜や休日…かなり限られている」
七尾百合子
一希「…おれと文香で色々話してみる。百合子はもうそろそろ時間だろう?」
七尾百合子
あ、そうでしたね…すみません…子供は抜けますね〜…
七尾百合子
文香「あまり気にすることではありませんが…」
七尾百合子
【レッスン場】はぁ…思えば家族でくっついて行動することってあまりないなぁ…
七尾百合子
前回や前々回は私達より家族らしさが伝わってくるけど…私達はまだ10代だから難しいのかな…
七尾百合子
…ダメダメ!昨日あんなに盛り上がってて家族になりつつあるんだ!ここで挫けたらダメ!
七尾百合子
両親のためにも、子供も全力で頑張らないと!
七尾百合子
寂海王「百合子ッッッレッスンしなさいッッッ!!!」
七尾百合子
はいいいいすみませええええええええん!!!
七尾百合子
【数時間後】ひぃ…ひぃ…午後のレッスンはかなりキツかった…戻りましたぁぁ〜〜〜!
七尾百合子
…えっと、二人とも、何やってるんですか?
七尾百合子
一希「…おれ達はまだ、【愛】が足りていなかったことに気付いた。だから…」
七尾百合子
文香「恋に相応しい仕草を演じています…壁ドンに…お揃いの着替えとか…」
七尾百合子
…いいですね!それならば相手から見て夫婦だって言うことが伝わってきますよ!
七尾百合子
それと、先程壁ドンをしたと聞いて、お二人の意見はどうでした?まずはかz、お父さんから!
七尾百合子
一希「おれか?…まぁ、初めて人に実際に壁ドンをしたのは初めてだから複雑だったな…」
七尾百合子
一希「それに…した後の次の行動が…よく理解できなかったな…」
七尾百合子
ふんふんなるほど…では、お、お母さんはどうでしょう?
七尾百合子
文香「壁の衝撃と…距離が縮まって伝わる胸の鼓動…初体験でしたね…」
七尾百合子
文香「それに男性相手ですと……より恥ずかしいですね……」
七尾百合子
解ります!やはり壁ドンはいいですよね!お二人に壁ドンはお似合いです♪
七尾百合子
…はっ!?いえ、別に嫌らしいわけではないですよ!それにほら、本来アイドルはそう言うのは…
七尾百合子
一希「…身分は弁えている。大丈夫」
七尾百合子
文香「親を演じることでならではのことです…お気になさらず…」
七尾百合子
ははは…解ってくださってて嬉しいです〜…
七尾百合子
…?お父さん何書いているのですか?
七尾百合子
一希「…家族についてのメモだ。情報収集は必要かと思ってな」
七尾百合子
文香「百合子さんが寝ている間とかにも、二人でこうして話し合っているのです…」
七尾百合子
(二人とも…こんな私のために一所懸命に取り組んでくれるなんて…!)
七尾百合子
寂海王「イチャイチャしてないで3人ともレッスンッッッしなさいッッッ!!!」
七尾百合子
はいいいいいいいいいい!急いで二人とも〜〜〜〜〜!
(台詞数: 40)