たまきと不思議な絵本の物語 18ページ
BGM
BOUNCING♪ SMILE!
脚本家
れみす
投稿日時
2016-09-27 06:19:27

脚本家コメント
18ページ目「お城に到着」
      ~たまき日記~
『ミキって人に森の結界をといてもらってお城にたどり着いたよ。でも、たまきの中で何かがもやもやしてるんだ。シホールって本当に悪い人なのかなって。ルリは悪い人って言ってるけど、たまきは本当なのかよくわかんなくなってきちゃった…。ミキは会ってみれば真実がわかるっていったから会ってみないとね。そして、シホールにやっと会えたよ。そして一緒に遊ぼうとしたんだけどルリは遊ばないって。どうしてなんだろう…。』
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七尾百合子
いよいよだね。
大神環
……うん。
七尾百合子
どうしたの?何だか元気がないね。
大神環
ねぇルリ……シホールって本当に悪い人なのかな?
七尾百合子
環ちゃんまで何言ってるの?悪い人に決まってるでしょ。
大神環
たまきも最初はそう思ってたよ。でもね…
大神環
子分たちと一緒に遊んでみて思ったんだ。本当は悪い人なんかじゃないんじゃないかって。
七尾百合子
それは子分たちが遊んでただけでシホールとは関係ないでしょ。
大神環
そうかもしれないけど…
大神環
たまきもよくわからないんだ…。
七尾百合子
環ちゃん……
七尾百合子
あ!お城が見えてきたよ。
大神環
うわぁ…近くで見るとおっきいね。
七尾百合子
ここにみんながいるんだね。
北沢志保
………(そ~っと)チラッ
七尾百合子
気のせいかな?扉の向こうからこっちを覗いてる人がいるんだけど…
北沢志保
あの……あなた達は誰?どうやってここまで来たの…?
大神環
たまきはたまきだよ!そしてこっちはルリ!
北沢志保
たまき……?あなたが環なのね!?
北沢志保
ようこそ我が城へ!私はシホール。あなたが来るのを待っていたわ。
七尾百合子
あの人がシホールだったの!?何か思ってたのと違う…
北沢志保
あなたのことは色々と聞いているわ。私とも遊んでくれるかしら?
七尾百合子
そんなことより子どもたちを返して!
北沢志保
そんなこと…
北沢志保
安心して。子どもたちは無事だし危害は加えてないわ。
北沢志保
それよりも私と遊びましょ。
大神環
いいよー!何してあそぼっか。
七尾百合子
環ちゃん…どうして?
北沢志保
えっとね…だるまさんがころんだ!これ好きなのよ。
大神環
たまきも好き!ルリも一緒に遊ぼうよ!
七尾百合子
私は……いい。
大神環
ルリ…。
北沢志保
私が最初にやるから環は上手く捕まえてね。いくよ~!
北沢志保
だ~る~ま~さ~ん~が~…
大神環
(そろ~り)
北沢志保
ころんだ!(バッ)
大神環
(ピタッ)
北沢志保
だ~る~ま~さ~ん~…
大神環
(そろ~り)
北沢志保
がころん…
大神環
えい!(タッチ)
北沢志保
嘘!?もう捕まっちゃったの!?
大神環
たまきのスピードを舐めないでね。
北沢志保
噂以上の達人ね…。
大神環
次は何して遊ぶ?
北沢志保
そうね…何しましょうかしら?
七尾百合子
おかしいよ…こんなの…
七尾百合子
どうして悪い人なのに遊んでいられるの?
七尾百合子
目を覚まして!環ちゃん!
北沢志保
……さっきから何なのよ、あなたは。

(台詞数: 50)