たまきと不思議な絵本の物語 13ページ
BGM
サマ☆トリ 〜Summer trip〜
脚本家
れみす
投稿日時
2016-09-22 05:59:13

脚本家コメント
13ページ目「滝を越えて」
      ~たまき日記~
『レイちゃんがルリのことをすっごい気に入ったみたいだよ。ぎゅーってしてるんだ。たまきもやってもらいたかったな。レイちゃんに滝の上まで運んでもらったよ。びゅーんって空を飛んだんだ!少しだったけど楽しかった♪レイちゃんは何か用事があるみたいで別れちゃったけどルリに友情のあかしってことで羽をあげたみたい。たまきもいつかルリに友情のあかしっていうのをあげたいな。そして、うっすらだけどお城も見えてきたよ。でも、たまき達の冒険はまだまだ続くよ。』
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北上麗花
ぎゅーっ♪
七尾百合子
あの…離れてくれませんか?
北上麗花
だーめ。私に苦~い物を飲ませたんだからもう少しぎゅーってするの!
北上麗花
そ・れ・に♪あなたってぷにぷにしてて抱き心地がいいんだもん♪
大神環
よかったね、ルリ。
七尾百合子
褒められてる気がしないんですけど…。
北上麗花
あなたはルリちゃんって言うんだね。私はレイって言うの。レイちゃんって呼んでね♪
七尾百合子
………。
七尾百合子
それよりどうやって滝を越えようか。
北上麗花
何々?ルリちゃんはあの滝を越えたいの?
七尾百合子
そうですね。あの滝を越えて先に進みたいんですけどどうしたらいいか…。
北上麗花
それだったら私が運んであげようか?
七尾百合子
運んでくれるんですか!レイさん。
北上麗花
レイちゃんって呼んで♪
大神環
レイちゃん!たまき達を運んでください。お願いしまーす!
北上麗花
は~い。環ちゃんはいい子だね。よしよし。
北上麗花
はい!次はルリちゃんの番だね。
七尾百合子
私の番って何のことですか?
北上麗花
レイちゃんって呼んでね♪
七尾百合子
ふぇ?えっと…その…
北上麗花
レイちゃんって……ぐすん…呼んでよぉ…
七尾百合子
ちょ、ちょっと…泣かないでくださいよ………レイちゃん(ボソ)
北上麗花
わーい♪ルリちゃんがレイちゃんって呼んでくれたー!大好き!ぎゅーっ♪
七尾百合子
く…苦しい…
北上麗花
では、一人ずつ運んであげるから私の羽に乗ってね♪まずはルリちゃんから。
七尾百合子
羽に乗ればいいんですね。……よいしょっと。
北上麗花
それじゃあ飛ばすからねー!いっくよー!
七尾百合子
えっ?飛ばすって何を?
北上麗花
それー!(ブン)
七尾百合子
いやああああああああああ!!!
大神環
すごーい!楽しそう♪
北上麗花
次は環ちゃんの番だよ。
北上麗花
いくよー!えい!(ブン)
大神環
おおおー!!!
大神環
(シュタッ)すごいすごい!たまき、空を飛んでたよ!楽しいねルリ。
七尾百合子
ピクピク……
北上麗花
(パタパタ)あらら、ルリちゃんには刺激が強過ぎちゃったかしら?
北上麗花
大丈夫?ルリちゃん(こしょこしょ)
七尾百合子
あはははは!……ちょっと…あははは…こしょこしょしないで……あはは…ひいい…
北上麗花
ルリちゃんって可愛いね♪
北上麗花
あっ!いっけなーい!私、やることがあったの忘れてた。
北上麗花
名残惜しいけど、ルリちゃんとはここでお別れだね。
北上麗花
(ティン!)そうだ!ルリちゃんにこれあげる。(プチ)
北上麗花
これを持ってるとね……。なんと!空を自由に飛んだリできたらいいね。
七尾百合子
飛べないんですね。
北上麗花
特に何かあるわけじゃないけど、私とルリちゃんの友達の証だよ。大事に持っててね。
北上麗花
えへへ。また会えるといいね。その時は思いっきりぎゅーってしてあげる♪またね(パタパタ)
大神環
よかったね、ルリ。
七尾百合子
はぁ…最後まで振り回されっぱなしだったけど、悪い人じゃないみたいだね。
七尾百合子
まだ遠いけどうっすらお城も見えてきたね。私達の冒険はまだまだ終わらないよ!行こう環ちゃん!

(台詞数: 50)