たまきと不思議な絵本の物語 6ページ
BGM
ジレるハートに火をつけて
脚本家
れみす
投稿日時
2016-09-15 17:34:48

脚本家コメント
6ページ目「初めての海」
      ~たまき日記~
『海だー!海についたよ!くふふ♪海っていっぱい遊ぶことが出来てたまき大好き。早速ルリと一緒に砂でお城を作ったよ。でも、急に向こうから走ってきた人にぶつかっちゃって壊れちゃったんだ。でもまた作り直せばいいよね!それで、その人はなんと女王様の子分の一人だったんだ。こっちの世界のうみみをぎゃふんと言わせるっていってルリが泳ぎ対決で勝負したんだけど…ルリって泳げないんだね。だったら何で勝負するって言ったのかな?たまき、よくわかんなかった。』
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七尾百合子
青い海、白い砂浜。あの洞窟からこんな場所に繋がってるなんてついてるね。
大神環
海だ海だー!何して遊ぶ?
七尾百合子
私、砂浜でお城作りたい!でっかいお城!
大神環
よーし、一緒に作ろう!砂場で鍛えたたまきにかかればすぐにできちゃうよ。
七尾百合子
ふんふふんふふ~ん♪(ペタペタ)
大神環
くっふふ~ん♪(ペタペタ)
七尾百合子
出来たー!立派なお城だね。
大神環
たまき達にかかればどんなものでも出来ちゃうね。
七尾百合子
(……ドド)?ねぇ環ちゃん。向こうから何か聞こえてこない?
大神環
何か聞こえるね。(……ドドド)
高坂海美
(ドドドドド)あわわわー!どいてどいてー!!!
高坂海美
ズボオン!!!
高坂海美
あいたたた……やっと止まれたよ…。
七尾百合子
あぁ…せっかく作ったお城が…
高坂海美
えっと…ごめんなさい。私、一度走り出したら何かにぶつかるまで止まれなくて…
大神環
ルリ、大丈夫だよ。また作り直せばいいだけだから。
高坂海美
本当にごめんね。お詫びといっては何だけど、何か私に出来ることってあるかな?
七尾百合子
えっと、私達女王様のいるお城に行きたいんだけどここからどうやったらいけるか分かりますか?
高坂海美
う~ん…分かると言えば分かるけど…あそこに行って何するの?
七尾百合子
お城に行って私の村で連れ去られた子どもたちを助けに行くんです!
高坂海美
連れ去った子どもたちを?
高坂海美
だ、ダメだよそんなことしちゃ!あの子どもたちはシホールちゃんの…
高坂海美
っとと、これは言っちゃダメだったんだ。
七尾百合子
!?もしかして、あなたはシホールの子分ですか?
高坂海美
ふふん、そうだよ。私はうみしし!うみみって呼んでね♪君達は?
七尾百合子
私はルリ。こっちは友達の環ちゃん。
高坂海美
ルリに環ね。シホールちゃんのお城の場所を教えてほしかったら私と勝負しよっか。
高坂海美
私に勝てたら居場所を教えてあげる。その代わり、負けたら諦めてね。
七尾百合子
その勝負受けて立ちます!頑張ろうね環ちゃん。
大神環
たまき、絶対に負けないよ!どんな遊びで勝負するの?
高坂海美
そうだね……ここが海だから泳ぎで勝負しようか。
高坂海美
あそこに見える岩まで先に着いた方が勝ちだよ。
七尾百合子
環ちゃん。ここは私に任せて。うみみさんをぎゃふんと言わせてくるよ。
大神環
わかった。たまきはここで応援してるね。
高坂海美
(チャプン)それじゃあ準備はいいかな?
七尾百合子
(チャプン)いつでもいいですよ。環ちゃん、スタートの合図をお願い。
大神環
いちについて……よーい…
大神環
どん!!!
高坂海美
うおりゃあああああああああああ(バシャバシャバシャ)
高坂海美
ふふん♪どう?私の泳ぎっぷり者?(クルン)
七尾百合子
わっぷ……あっぷ……(バシャンバシャン)
七尾百合子
何これ……わっぷ……身体がどんどん…ぷはぁ……沈んで…いく…
七尾百合子
た…たすけ…(ブクブクブク)
高坂海美
わわー!溺れてるよー!待ってて、今助けに行くから!(バシャバシャ)
大神環
ルリー?大丈夫?
七尾百合子
チーン……
高坂海美
………。
高坂海美
………別の勝負にしよっか。
大神環
うん、それがいいぞ…。
七尾百合子
きゅぅ~……。

(台詞数: 50)