夏色キャンバス#11
BGM
オレンジの空の下
脚本家
ラインナフ@ISF10 G-09 (ミリ10th Act1...
投稿日時
2015-08-28 15:00:56

脚本家コメント
第11話『夢~I have a dream ~』
前回のあらすじ
透ママはすごくアグレッシブでした!
今回はものすごーく真面目なお話....嘘じゃないですよ?
次回はその後のお話です。

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高坂海美
「ほら、透も早く来て!まだまだ遊び足りないよー!」
高坂海美
透「オレはもう疲れた!誰か変わりに遊んでくれる人を探してくれ。」
高坂海美
「もう、男の子なんだからもっと体力つけなきゃダメだよ!?」
高坂海美
透(オレじゃなかったら男でもこうなる前にへばっていたと思うのは...気のせいだろうか?)
萩原雪歩
「ふぅ....久し振りに羽目を外して遊んじゃった♪」
萩原雪歩
透「それは何よりだな。お陰でいい宣伝になったってオーナー....親父が言ってたらしいぜ。」
萩原雪歩
「ううん、最近ずっと忙しかったから、みんなと一緒に過ごせていいリフレッシュになったよ。」
萩原雪歩
透「それは良かった!さ、夕飯も超一流の料理だから遠慮なく食ってくれよ!」
萩原雪歩
透「もちろん、お前の大好きな焼き肉も揃えてあるからな!取られる前に早く食いな!」
萩原雪歩
「本当!?じゃあ透君も一緒に行こう?」
萩原雪歩
透「えーっと....まだ色々やることあるから先に行っててくれるか?」
萩原雪歩
「そっか....じゃあ先に行ってるね!」
萩原雪歩
─ユキが行ったのを見送った後、リュックから鉛筆とキャンバスを取り出した。─
高坂海美
─描く対象はもちろんうみみん、夕焼けと健康的な体がインスピレーションを掻き立てる。─
如月千早
「夏木さん....こんなところで何してるんですか?」
如月千早
透「そう言うちーたんだってこんな所でどうしたんだよ。メシはホテルのレストランだぞ?」
如月千早
「私は....少し写真を撮ってまして。....そんなに上手に撮れないですけど。」
如月千早
透「ふーん、さしずめここの風景でも撮ってたんだろ?ここは良い景色だからな。」
如月千早
「そういう夏木さんは....高坂さんの絵ですか?上手....ですね。」
如月千早
透「おお、あの如月千早ちゃんから褒められるとは、オレも鼻が高いなぁ♪」
如月千早
透「....オレはさ....小さい頃、夢中になれるものが何一つなかったんだ。」
如月千早
透「勉強も、運動も努力しなくても一番、出来すぎて逆につまらなかった。」
如月千早
「夏木さん....。」
如月千早
透「歌ってさ....人次第で....全く感じ方が違うんだよな。」
如月千早
「はい....歌は思いをこめて歌えば....その思いは聞き手にも伝わります。」
如月千早
透「絵も同じでさ....自分を鏡のように映し出すんだ。」
如月千早
透「対象喜び、感動、悲しみ、憎しみ、全て絵になって出てくるんだ。」
如月千早
透「オレは....絵描きになりたい....わけじゃないけど、この素晴らしさを伝えたい。」
如月千早
「ふふっ....夏木さんの気持ち....すごく伝わって来ます。本当に絵が好きなんですね。」
如月千早
透「....ハッ!?何オレ恥ずかしいこと言ってんだろ。....オフレコにしといて!」
如月千早
「嫌ですよ。いつも私をからかってる罰です。」
如月千早
透母「トオルーっ!ウミちゃん!チハヤちゃん!もうディナーよー!」
高坂海美
「はーい!叔母さん、今行くよーっ!」
如月千早
「夏木さん、後できっちり話させて頂きますね?」
如月千早
透「ちょ、今行く!」
如月千早
透母「トオル....少しいいかしら?」
高坂海美
透「お袋....どうしたんだ?」
如月千早
透母「透....実はね....。」
高坂海美
─オレは....この時のお袋の話を聞いて...─
如月千早
─頭が真っ白になった。─

(台詞数: 40)