高山紗代子
(バタン!)博士!←マイティを担いでくる。……いや、
七尾百合子
あぁぁ……(変身は解け、百合の姿に。)
真壁瑞希
その台の上に乗せて!
高山紗代子
はい!
七尾百合子
(ドサ…)うぅぅ……うぐっ!
真壁瑞希
……取り合えず前に作った正蠱毒用の対抗薬を投与しましょう。(プスッ)
七尾百合子
(ビクン!)あぁぁ‼
高山紗代子
百合しっかり! 英美身「百合どの!」
真壁瑞希
……完全には消せない、か。あの後も毒の精度を上げていたのね。敵ながら抜け目がないわ。
高山紗代子
……敵ながらって、何を相手を誉めてるんですか!?
真壁瑞希
冷静な判断が必要な場合もあるの。頭に血が上っていては、出来るものも出来なくなるわ。
七尾百合子
うぐっ!……はぁ、はぁ、
高山紗代子
百合、百合!(ユサユサ)
真壁瑞希
動かしちゃ駄目。少し落ち着いて……
高山紗代子
これが落ち着いていられますか!?
高山紗代子
博士には心が無いんですか!?
真壁瑞希
(パァン!)
高山紗代子
…………え?
真壁瑞希
(自分の頬を思いっきりひっぱたいた)
真壁瑞希
……取り乱してどうにかなるなら、いくらでも取り乱すわよ!(ポロポロ…)
高山紗代子
は、博士……ごめんなさい……
真壁瑞希
妹なのよ……今となってはたった一人の、
真壁瑞希
“生き残りの”妹なのよ……
高山紗代子
生き残り……?それは……
真壁瑞希
…………百合が落ち着いたら話すわ。貴方達には、知っておいてもらいたいから。
高山紗代子
(ハッ!)そうでしたね。
七尾百合子
(その後、どうにか小康状態になり……)
真壁瑞希
(パタン)どうにか落ち着いたわ。
高山紗代子
(紗代の他、みんなが集まり)博士。
真壁瑞希
……取り乱してごめんなさい。
高山紗代子
いえ、私もとんでもないことを……
真壁瑞希
……それで、さっきの話よね。
高山紗代子
……はい。
真壁瑞希
……元々私達は、孤児では無かったのよ。
真壁瑞希
父親がいて、母親がいて、それは幸せな……普通の家庭がそこにはあったわ。
真壁瑞希
……だけど、私が6歳の時……
真壁瑞希
うちの家族は、デストルドーに襲われたの……
(台詞数: 37)