七尾百合子
…………ん。ここは……
真壁瑞希
気がついたのね、よかった。半日眠り続けてたわ。
七尾百合子
お姉ちゃん……?
七尾百合子
(ハッ!)じゃあここは研究所!?(起き上がろうとして)
七尾百合子
(ズキィ!)あぅ!体が……
真壁瑞希
無理しちゃダメ。マイティスーツに守られてたけど、それでも全身打撲よ。
七尾百合子
全身打撲……
七尾百合子
そうか、私達負けちゃったんだ……
七尾百合子
あれ?そうしたら私達どうやってここに……
真壁瑞希
スペアロイドに運んでもらったの。二人とも意識がなかったんだから。
高山紗代子
(ちょっと前に起きていた)……ってことはリアージュ、止めをさそうとしなかったのね。
真壁瑞希
通信を聞いていた限りだと彼女は戦闘狂ね。強い人達と戦いたい、生粋の戦士ね。
七尾百合子
……1週間後に再戦だって言ってた。でも私達の技、何一つ効かなかった……
高山紗代子
……悔しいけど、今の実力差は大きすぎるわね。
七尾百合子
……それじゃ次回も……
真壁瑞希
「今まで打ちのめされた事が無い選手等、存在したことは無い。」
七尾百合子
え?
真壁瑞希
「ただし一流の選手はあらゆる努力を払い速やかに立ち上がろうと努める。並の選手は少しばかり」
真壁瑞希
「立ち上がるのが遅い、そして敗者はいつまでもグラウンドに横たわったままである」
七尾百合子
……それって
真壁瑞希
テキサス大のアメフト部名コーチ、ダレルロイヤルの手紙よ。
真壁瑞希
彼女の気まぐれがあって、あなた達は再戦の機会を得た。これを活かせるかはあなた達次第よ。
七尾百合子
……うん!
高山紗代子
絶対に諦めません。
真壁瑞希
……良し♪それならば精一杯のサポートをするわ。
高山紗代子
まずは現状の把握と対策を考えなくちゃ。
七尾百合子
……固くて速かったね。あの「ダークネスメイル」に全て防がれてた。
真壁瑞希
あの装甲があるからスピードに特化できてるのかしら。
真壁瑞希
ならばスピードで負けずに相手の装甲を破壊できれば……
七尾百合子
それを1週間以内で、か。
真壁瑞希
……まずは体を回復させなさい。それまでにスーツを改良しておくわ。スピード対策で。
高山紗代子
でも時間が……
真壁瑞希
特訓は万全の体勢で挑まなければダメ。焦っても良いことは無いわよ。
高山紗代子
……はい。
真壁瑞希
心配しないで。こんな時の為に、回復カプセルを作っておいたから。
七尾百合子
か、回復…カプセル?
真壁瑞希
それを使えば、明日の夕方には完治できるはずよ。
七尾百合子
改めてお姉ちゃんのありがたみが分かる……
真壁瑞希
後は必殺技の強化、もしくは新しい技の開発かしらね……
真壁瑞希
データから彼女の装甲に匹敵する固さのプレートを用意するわ。どこまで再現出来るか不明だけど
高山紗代子
ありがとうございます。速く回復させて特訓するわよ!もう2度と負けたくない。
七尾百合子
……うん、頑張ろう!
(台詞数: 42)