七尾百合子
(とある日の深夜)お姉ちゃん、私に話って……
真壁瑞希
来てくれたわね、百合。実は手伝って欲しいことがあって……
七尾百合子
それは…(ドドドドッ!)な、何!?
高山紗代子
(実験室内にて)ハアッ!(ズバッ!)(ズバッ!)
七尾百合子
なんだ紗代か……
七尾百合子
なんだ紗代か……って何で眼鏡を外してるの!?
高山紗代子
ハァ、ハァ、ハァ……(ガラスの向こう側で聞こえてはいない)
真壁瑞希
……弱点の克服よ。
七尾百合子
弱点の……克服?
真壁瑞希
ええ。知っての通り、紗代は他人にも自分にも厳しい子。
真壁瑞希
そんなあの子が弱点を抱えたままでいることは許されざる事態よ。
高山紗代子
ハァ、ハァ……ヤァッ!(ズバッ!)
真壁瑞希
アンチキネティックの事件の後から、貴方には内緒でこの特訓をしていたの。
七尾百合子
……何で私に内緒で……
真壁瑞希
心配かけさせたくないからよ。あの子らしいでしょ。
真壁瑞希
ああして制御装置でもある眼鏡を外して、特にダークの時の名残で使えなかった刀を使って……
高山紗代子
……ウゥ……グゥッ……(対象がいないところを攻撃し始める)
真壁瑞希
……頃合いね。(ピッ)＼プシュー!/
高山紗代子
!……ウゥ……(ドサッ)
七尾百合子
……何したの?
真壁瑞希
二人の決まり事。理性が保てなくなったら、睡眠剤で眠らせて欲しい、と。
七尾百合子
……紗代……
真壁瑞希
でも、始めた頃に比べたら長い時間保てるようになってるわ。
真壁瑞希
……でも、私達だけではいずれ限界が来るの。だから、
七尾百合子
私に出来ることがあるのね。
真壁瑞希
えぇ、お願いしたいことがあるわ。多分、貴方にしか出来ないことが。
七尾百合子
……うん、やる!
(台詞数: 27)